ラベルを見て期待が高まるというのは良くある話で。
過去に高い評価を得ていたモノや、伝説とまで謳われたモノ、
個人的に好印象だったことで今回も期待せざるを得ないモノ。
まあ、ホントは飲んでみないことには何も言えないのは百も承知。
実際には、「今回はピンと来なかったな~」なんてコトもあるわけで、
その辺が、楽しくもあり面白いところなのですが・・・。
本音を言えば、ラベルに左右されず自分の絶対的な価値観を
見出すことができるなら、それは至上の喜びになるのでしょう。
ですが、市場価値やブランド力といった相対的な価値観にも、
ついつい惹きつけられてしまうのも、人間の性(さが)なのかも(^_^;)
だって、目の前に出された時の興奮・胸の高まりは否定できませんし。
そういうのを越えた向こう側を見るのが、今後の課題かな~と思いつつ、
その人間的な部分も、しょうがないよね~と思っちゃいます(笑)
前置きが長くなりましたが、今回はブルイックラディ。
ダッシー社がフランスのChristopher Canan向けにボトリングしたモノ。
・・・なんてことを考える前に、期待が高まるラベルですよね。
1969とはいえ60年代。しかも20年。
往時のブルイックラディが愉しめそうな雰囲気満点です♪
ブルイックラディ
1969 20年
ダッシー
蒸留年:1969年
瓶詰年:1989年
53.6%
静岡市葵区のBAR NO'AGEさんにて。
その日、うっかりデジカメを忘れてしまったため、画像はNO'AGEさんのブログからお借りしております。(いつもありがとうございます!)
【色】
やや赤褐色がかった濃い琥珀色。
【香り】
熟したフルーツとロースト香が、シルキーかつ上品な重さを。
濃いアプリコットジャムの奥にクランベリー、鮮やかな広がり。
煮出し過ぎた紅茶やロースト感が、ムギムギ(ラブポーン)のよう。
奥に薄くサンダルウッドとミルクチョコ、しっとりした質感がある。
【味わい】
しっとりしながら鮮やかな口当たり。すぐに緩く主張する甘さ。
アプリコットジャム、イチジク、焦げた焼きリンゴ、僅かにベリー系。
深く鮮やかなロースト感が、湿った枯葉やアーモンドチョコのよう。
舌にジンワリと穏やかだが豊かな麦の旨味。適度な厚み。
ごく微量に、奥の方からバニラやサンダルウッドの滑らかさも。
【フィニッシュ】
深炒りのアーモンド、カカオパウダーに渋めのアプリコットと、
やや土っぽさのあるウッディなロースト感が同時に感じられる。
非常に豊かで長い余韻が続く。
素晴らしい・・・。
やや濃いめの甘さが上品に厭味無く広がり、しっとりとした印象。
完熟やジャムのようなアプリコットフレーバーが全開なのに穏やか。
60年代のラディに感じられる、素朴でシルキーなロースト感。
うっとり系(個人比)・・・いやはや堪らないですね!!
しばしば、その味を確かめるように(噛むように)飲むことがあって、
傍から見ると、まるで硬直してるような感じになりますが(笑)、
まさにそんなラディでした。
ありがとうございました!ごちそうさまでした(^-^)/
今回は、アメリカのカントリーバンドをご紹介♪
2010年にデビューアルバムをリリースしたThe Band Perryです。
アルバム『Band Perry』に収録された"If I Die Young"は、
ビルボードのカントリー、アダルト・コンテンポラリー・チャートの
1位を獲得しており、注目度の高さが窺えますね。
ヴォーカルがテイラー・スウィフトに似てなくもないですが(笑)、
ポップでキャッチーなカントリーで聴きやすいと思います♪
#ブルイックラディ #アイラ #ダッシー