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グレンカダム 1990 21年 BBR

BBRといえば、最近では復刻ラベルの方がお馴染みになってしまいましたが
やはり、このベリーズ・オウン・セレクションの方も馴染み深いですよね。

今回は久しぶりのベリーズ・オウン・セレクションからグレンカダムです。
シルキーな甘味と旨味に豊かな麦の風味を感じる銘柄ですが、
これまでも、たまに幾つかのボトラーズからリリースされるものの、
それほど大きく取り上げられることもなく静かな印象でした。

ここ最近では、ファッスルやMoSからのリリースもありましたが、
このBBRのカダムは、それほど大きく騒がれることなく通り過ぎたような印象。
もともと個人的に好きなボトラーズでもありますし、カダムのクリ―ミーさや
シルキーな甘さは好きな方なので、機会があれば飲んでおきたいトコロでした。

グレンカダム
1990 21年
ベリー・ブラザーズ&ラッド
ベリーズ・オウン・セレクション

蒸留年:1990年
瓶詰年:2011年
Cask No.:5982
56.6%

【色】
淡いイエローゴールド

【香り】
初めはツンと鼻に突くシトラス系を伴う刺激があるが、すぐに滑らかに。
薄めのオレンジやレモンっぽさを表面に、徐々にパイナップル、シリアル。
やや乾いた麦汁香、軽快な香りで広がりもあるが厚みに欠ける。
シルキーで、少し奥まった控えめな香り。

【味わい】
甘く爽やかでキレのある口当たり。軽く穏やかなシルキー感。
ナッティさとシュガーシリアル、みかんのワタ、塩気のある麦。
レモン味のバニラクリームサンドのビスケット。干し草の風味が奥に。
やがて粗めのショウガのような刺激が柔らかく広がる。

【フィニッシュ】
軽快で、レモンクリームやバニラ風味のある余韻。
やや平坦なアルコール香やバターに似た風味が鼻奥に薄く届く。

やや平坦でノッペリとしたアルコール感が感じられるものの、
カダムのクリーミーな風味が、シルキーに柔らかく感じられ、
レモンなどの軽やかなシトラス系とともに、軽快な印象を残します。
軽い割りに甘さが少々強めなのかなとも思いました。

確かに大きく取り上げられることは無いのかもしれませんが、
スッキリとライトですし、なかなか飲みやすい1杯だったと思います。
ただ、ググッとにじり寄るような厚みのある風味のカダムの方が
個人的には好みかもしれません。

でも、コレ1万円以下なんですよね~。
普段飲むには申し分ないかもしれません。


今回の1曲は、定番中の定番JAZZをお届けしましょう。
ハービー・ハンコックの"Speak Like A Child"です。ベタですいません(笑)
もうホント定番ですから、どこかで聴いたことある方も多いですよね。

’68年リリースの彼の代表作『Speak Like A Child』収録。
キレイすぎて響くモノが無いなんて揶揄されたりもしますが、
ハービー自信はフュージョンでも活躍していますので、
何となくその辺の流れも意識できるかもしれません。

いやいや、こういう曲は何も言わず音に身を任せてしまうのがベストですね♪

#グレンカダム #ハイランド #ベリー・ブラザーズ&ラッド

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