MENU

ポートエレン 1978-2008 30年 ダグラスレイン Old&Rare

前回のポートエレンに引き続き、今回もダグラスレインのOld&Rareより。
2つ並べて、とても良く似ていたポートエレンのもう片方です。
こちらはボトリングが2008年となっています。

とは言っても、前回の記事のポートエレンは2009年1月ボトリングで、
こちらは2008年11月・・・。あまり変わりませんね(^_^;)
だからなのかは不明ですが、両者の比較テイスティングは
とても興味深いものでした。

ポートエレン
1978 30年
ダグラスレイン
Old & Rare

蒸留年:1978年9月
瓶詰年:2008年11月
Bottle:423
54.2%

【色】
薄く、やや白みを帯びたイエローゴールド。

【香り】
やはりこちらも鮮やかな潮の風味と奥まった鈍いピート香。
ややツンと鼻に突くような刺激、レモネード、ライム。
僅かにオイリーで表面にレモンクリーム、軽い穀物の風味もある。
こちらも軽やかだが、ベタつきは少なめでシトラス強めの香り。

【味わい】
クリアで辛めのピリッとした口当たり。淡いスモーキーさ。
スパイシーで、こちらはライムのような酸味や苦みがある。
奥まっていて僅かに固めのピーティーさと、乾いた麦汁っぽさ。
グレープフルーツのワタと、粗めの磯の風味。

【フィニッシュ】
同じく潮の風味があるが、ライムや草の風味が強め。

すごく微妙な違いなんですけど・・・。
敢えて挙げるとするなら3つ。
1つめは、コチラの方が麦の風味がしっかりと感じられる。
2つめは、固めのコリッとしたピーティーな丸い甘さがある。
3つめは、植物的な風味が若干強めな印象。

前回の2009年の方が、シトラス・フルーティーなら、
こちらは同系統にありながら、植物的な苦みとピート。
ということになるのかもしれません。

ただ、重ねて言いますが両者の違いは非常に微量でした。
気を抜くと、どっちだったか判らなくなっちゃうと思います。
危ない、危ない・・・(笑)

どちらが個人的に好みかな~と考えてみたら。
コチラの方が好みだったように思います。

あれから両者に変化はあったのでしょうか?
機会があれば試してみたいところです。

あ、密かに思ってたんですけど。
両者をヴァッティングさせちゃって3本目として比較してみると、
どうなるんでしょうね?
・・・なんてアホな妄想(笑)


今回も、名トランペッター、ドナルド・バードの曲を♪
’63年発表のゴスペルやソウルを取り入れた野心作
A New Perspective 』より。

バードのトランペットはもちろんのこと、モブレーのサックス、
さらにピアノはハンコックという、かなり豪華な面々。
何だか古い映画のサントラを思わせるような曲です。

#ポートエレン #アイラ #ダグラス・レイン

この記事を書いた人