ライフ購入後、いくつかの’76トマーティンと比較しましたが、
そういえば、まだ記事にしてないボトルがあったな~と思い、
今回は、比較の前にそちらを記事にしたいと思います。
(というか、比較記事書くかわかりませんw)
その’76トマーティンはこちら。
スイスの酒屋モニエ・トレーディングのオリジナル・ボトルです。
出所は裏ラベルに書かれていますが、ジャック・ウィバース。
JWWWと言えばOld Train Lineでの’76トマーティンを思い出します。
何でも、国内には僅か12本だったとか。
そんなことも知らず、普通に売ってたんで普通に買いました(笑)
運が良かったです。
ラベル上部に「30 YEARS」と書かれているので、
「おおっ!?30年??OTLと同じじゃん!?」
・・・と思いきや、これはモニエ30周年の意味。
そうですよね、今頃5~6年前のボトルは出しません(笑)
トマーティン
1976 35年
モニエ・トレーディング
30周年オリジナル
(ジャック・ウィバース)
蒸留年:1976年
瓶詰年:2011年
Cask:シェリー・カスク
Cask No.:記載なし
Bottle:180
51.2%
【色】
やや濃いめの赤銅を帯びた琥珀色。
【香り】
やや纏わりつくオリエンタル・ウッディと煮詰めた果物。
まろやかなアーモンドオイル、煮詰めたリンゴの焦げた香り。
表面にアプリコットジャムやクランベリーもあるが樹脂感強め。
穏やかな広がりで、徐々にオレンジとシナモンが出てくる。
【味わい】
程よく厚みのある上品な口当たり。クリアな甘さとタンニン。
濃い蜂蜜と樹脂っぽさに包まれたマーマレードの甘苦さ。
煮出し過ぎた紅茶、ビターなオレンジチョコ、深煎りアーモンド。
前面に渋さやシナモン、ベチバー系の刺激、湿った樹皮。
ややシロップ感強めの甘さもあり、総じて古木を連想させる。
【フィニッシュ】
強めの樽香があるが意外とスッキリで、しっとりとした余韻。
アップルパイにかかったシナモン、アーモンドクランチ。
程よい暖かみがあり、濃いめだが濃過ぎず上品なまとまり。
’76トマーティンとしては、やや濃いめの木質感に覆われた印象。
こういうボトルは、シェリー樽の影響が強い過熟の果物系の濃い甘さが
特徴的に出てくることが多いのですが、このボトルに関しては、
表面の甘さの奥にあるウッディな香味が、他より一歩前に出ています。
記憶にあるボトルと比較するなら、信濃屋「見返り美人」や、
ドリスのクリーム感を除いたテクスチャとの比較が面白いかもしれません。
まあ、OTLと比較できれば言うことないのかもしれませんね(笑)
昨日、御大リー・リトナーの新譜が11/7に出ることを知ったので、
今日はリー・リトナーの神がかった1曲を。
・・・と言えば、お気付きの方も多いでしょうか。
アルバム『Gentle Thoughts』収録の"Captain Fingers"。
ダイレクト・カッティングはあまりにも有名ですよね。
当時、メンバーが譜面を投げ出したという逸話も・・・。
いや~、久しぶりに聴きましたが素晴らしいです!!
#トマーティン #ハイランド #ジャック・ウィバース