すっかり秋も深まり、モルトが美味しくなってきたこの季節。
やはり暑かった今年の夏に好んで飲んでいた、スッキリ&サッパリ風味よりも、
何となく温かで厚めのモノが欲しくなってきます。
とは言っても、まだそこまで寒くなってきたわけじゃないですし、
個人的な感覚では、緩やかな温かさが欲しいところ。
そんなこの季節にピッタリだと思ったのが、このロングロウでした♪
毎度おなじみ、信濃屋さんのオリジナルボトリングですね。
オフィシャルからのリリースで、鮮やかで程よく厚みがあり温か。
コストパフォーマンスも良く、素晴らしい1本だと思います!
・・・あ、ポートなんすね・・・。
むぅ~、スプリングバンク蒸留所は大好きなんですが、
実は個人的にココのポートは少し苦手傾向(汗)
でもフィニッシュじゃなくてマチュアードか・・・さてさて、どうでしょ?
ロングロウ
1998 13年
for Shinanoya
蒸留年:1998年
瓶詰年:2011年
Cask :ポートホッグスヘッド
Cask No.:286
Bottle :276
57.1%
【色】
オレンジを帯びた深く鮮やかな琥珀色。
【香り】
ミネラル感のある淡くピーティーな潮の風味が緩く広がる。
粘土を連想させる土臭さや皮、桃のコンポートを表面に感じ、
煮詰めたオレンジ、アプリコットジャム、ねっとりシロップ感。
度数の割にスパイシーさは控えめで、程よい厚みと華やかさを感じる。
時間を置くと床屋の前を通ったようなニュアンスが僅かに。
【味わい】
適度な厚みと穏やかなロースト感が温かな口当たり。
濃く煮出したフレーバーティー(ピーチ・アプリコット)、シロップの粘性。
口中でムワッとグリス、黒蜜、ピーティーで甘苦さと塩気。
穏やかなシナモン、スパイシーさよりも厚みを強く感じる。
やがて奥に湿った古紙や皮のイメージ。
【フィニッシュ】
温かでロースト感が強く、粘りのある風味が長く残る。
華やかなフレーバーティー、マーマレードの奥に感じるほろ苦さ。
ねっとりフルーティーで、刺激よりも厚み優先の穏やかながら、
程よい厚みを感じられる飲みごたえ。何しろ温かでホッとします♪
ポートフィニッシュ系のような、しつこくエグい甘さは全く感じられず、
ロースト感、塩、シロップ、フルーツ等がバランス良くまとまった印象。
加水しても、ほとんど風味が崩れることないのが良いですね。
これから冬の始まりに向けてピッタリな1杯になると思います♪
コスパも良いですし、まだ残ってるみたいなんでもう1本買おうかな~?
オフィシャル ロングロウ13年
[1998]ポートホグスヘッドマチュアード #286 for Shinanoya
さて、本日も上質で美しいピアノ・ジャズを♪
今回はルイス・ヴァン・ダイク・トリオの「BALLADS IN BLUE 」より、
「The Shadow of Your Smile」をセレクトしてみましたよ。
ヨーロピアン・ジャズ・ピアニストの御大ルイス・ヴァン・ダイクによる
2005年の作品です。はい、「いそしぎ」ですね♪
このアルバム、家飲みBGMとしてもお気に入りの1枚。
彼の作品はヨーロピアンなリリカルでロマンチシズム溢れた作品が多く、
どれもオススメです。
#ロングロウ #キャンベルタウン