MENU

グレンリヴェット 1992 19年 ダグラス・レイン OMC

今日は、最近の家飲みボトルから1本ご紹介。
ダグラス・レインOMCのリヴェットです。

「最近、このくらいの年数のリヴェットって飲んでないな~」と思い、
買う気もなく、半ば冷やかしで入った酒屋でついつい購入(笑)
オフィシャルの18年辺りと一緒に飲んでみてもいいし、
普段、家でサクッと飲む程度ならイイかな~なんて。

グレンリヴェット
1992 19年
ダグラス・レイン OMC

蒸留年:1992年4月
瓶詰年:2011年8月
Cask:リフィル・ホッグスヘッド
Bottle:283
50%

【色】
クリアなライトブラウン

【香り】
穏やかで上品なウッディ感と、緩やかだがしっかりとしたスパイス感。
初めは鼻にツンとくるスパイシーさがあるが、すぐに柔らかな甘い香りへ。
ミルクキャラメルの奥に、焼きリンゴと僅かにオレンジ。
徐々に黄桃、バニラ。さらに木香とリンゴっぽさが強くなる。

【味わい】
滑らかで丸みあるウッディ感、年数の割りにしっかりとした口当たり。
ややシロップ感が強めなバニラ、アーモンドとカシューナッツにシナモン。
じんわりと温かなショウガっぽさに焼きリンゴ、またはリンゴ飴の風味。
乾いた樹皮っぽさ、遅れて僅かにハーブ。総じて軽めだが程よいコク。

【フィニッシュ】
キャラメルとオレンジ、ややシャープなスパイス感が鼻に抜けるが、
同時に柔らかな木香もあるので、それほど刺激的ではない。
緩やかだが長く舌に残る余韻と、その奥に僅かな草の苦み。

個人的には今のところリンゴっぽさのある印象でしたが、
時間を置くと、黄桃のようなニュアンスも感じられる雰囲気で、
その辺も楽しみかもしれないです。

初めは、香りの割りに、やや味わいが平坦な気もしましたが、
(そういうときのリヴェットは大抵ハズレる・・・orz)
時間を置くと、品のある木質感とともにフルーツとシロップ的な甘さも
徐々に強まってきて、なかなか楽しいです。

まあ、何ていうか・・・リヴェットですよね~♪
普通に普段の家飲みで美味しいリヴェットじゃないかと。
これ単体で飲むよりも、軽く食事をしながらでも美味しいと思います。


今回の音楽は、どこかノスタルジックでリリカルな曲を♪
アンナ・ドミノのラスト・アルバムにして最高傑作(と個人的に思ってる)
『Mysteries of America』より、"Paris"です♪

ベルギーはブリュッセルの音楽レーベル、クレプスキュール。
その2トップとも言える歌姫が、このアンナ・ドミノとイザベラ・アンテナ。
アンテナは日本でもかなり有名ですが、アンナはほぼ無名に近いですね。

音楽的には、スザンヌ・ヴェガと比較されたりもしますが、
都会的でニューウェイヴ路線だったスザンヌ・ヴェガに対して、
アンナ・ドミノは、フォーキーでリリカルな印象が強かったです。

#グレンリヴェット #スペイサイド #ダグラス・レイン

この記事を書いた人