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Talisker 1978 Samaroli bottled by R.W. Duthie & Co.

タリスカーは好きな銘柄の1つです。

オフィシャルの10年は、家でハイボールにしたり普通に飲んだりと結構な頻度で活躍してくれています。僕の場合ですと、1つ前のラベル~現行がリアルタイムですので、やはりヒリヒリとしたコショウのニュアンスが強く意識されます。

しかし、さかのぼって2つ前の10年以前、70年代のトラディッショナルや80年代のジョニー・ウォーカーの両ラベル、さらに広げて70年代周辺のボトラーズをあれこれ眺めてみると、肉厚で旨味の濃い素晴らしいボトルが多い印象です。

さて、今回はサマローリのタリスカー。
ダッシーのボトリングで、スコッチ・オデッセイによると’92年に日本初輸入として紹介されている1本。上質な美味さに惚れ惚れする1杯でした。

Talisker 1978
Samaroli bottled by R.W. Duthie & Co.

蒸留年:1978年
瓶詰年:1992年
Cask:シェリーウッド・バット
Cask No.:879+881
Bottle:1572
46%

【色】
赤みを帯びた濃い琥珀色

【香り】
ねっとりと粘性のある甘香と湿ったスパイス。やや枯れた香りだが肉厚。表面にフワッとイチゴジャムと完熟プラム、次いでカツオ出汁っぽさがフゼア系のスパイシーさとともに華やかに広がる。奥にビターキャラメルと、湿った柔らかめのコショウっぽさ。

【味わい】
僅かに粘性と鮮やかなスパイス、湿ったウッディーな温かく柔らかな口当たり。華やかなシェリーの香味がクランベリーや完熟プラムのよう。シナモンっぽいスパイス感は軽やかだが舌に貼り付くよう。ゆったりとアーモンドチョコやキャラメル感が口中に広がる。

【フィニッシュ】
少しくすんだ服についたタバコのにおい、跳ねるように突き抜けるウッディーなスパイス。プラムジャムと僅かに土っぽさ、ジリジリと舌に残る刺激。

華やかで鮮やか、決して重量級ではないですが力強さを感じる上質な美味さです。

舌を包むような軽い粘りと跳ねるようなスパイシーさが、非常にバランスよくまとまっている印象。スパイシーな刺激は攻撃的ではなく柔らかに感じられるのも好印象でした。

こういう柔剛併せ持つようなタリスカーは、ホント美味いですよね♪ありがとうございました、ごちそうさまでした(^-^)/


今回は、インディーロックからの1曲。
オーストラリア出身でニューヨークを中心に活動しているトリオ・ユニット、High Highsです。何しろUK・USメディアでは絶賛されていて、まだアナログ盤のEPしかリリースされていませんが、アルバムリリースが待ち望まれています。

ご紹介するのはEP『High Highs』より"Open Season"。
美しいアコースティック主体の透明感のあるサウンドが心地良く響きます。かなりオススメです♪

#タリスカー #サマローリ #ダッシー

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