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グレンダラン 16年 センテナリー

こういうのを目の前にした時、実際に頂ける機会を得た時・・・。
もう言葉になりませんよ・・・飲み物なのに、飲み物なのに・・・。
畏れ多さすら感じてしまいます。
「こ・・・こんなの自分が飲んでいいの??」って。

ま、一寸の怯みのあとは、すかさず飲んでしまうのですが(笑)
だって・・・ねえ?飲みたいじゃないですか(^m^)

花動やレアモルトくらいの経験しかなかったグレンダラン。
あとは薄い記憶の奥底にしまわれた若いボトラーズを幾つか。
それくらいの経験しか無いなかで、コレです。

・・・と、実はコレをいただく1ヶ月ほど前に、面白いダランを飲みまして。
すっかり興味津々で、機会があれば色々と試してみたいと思っていました。
そんなときに出てきたので、ヒキの強さにビックリ!
Yes!自分!!・・・自画自賛スイマセン。
でも高額宝くじ当たったことないです(買ってないしw)

グレンダラン
16年 The Centenary Bottling

蒸留年:
瓶詰年:1998年
Bottle : 000577
62.6%

※蒸留年は確証を得ませんでしたので記載しておりません。

【色】
やや濃い紅茶・麦茶っぽい琥珀色。

【香り】
ドライで淡く粉っぽいシナモンのような刺激。
熟れた果汁香が酸味を伴ってボンヤリと穏やかに広がる。
柔らかなイチゴジャムとメープルシロップに包まれた麦。
ロースト香とともにカカオ、アーモンド、古い紙のよう。

【味わい】
クリーミーで柔らかな口当たり。
メープルシロップをかけたパンケーキのような風味の後、
ローストした麦、濃く煮だした麦茶のような渋さが少しだけ。
干しブドウの薄い粘りのある甘酸っぱさからプラムの酸味へ。
淡く繊細な風味が、次第にドライで力強い印象へ。

【フィニッシュ】
シャープな刺激、イガイガとした木屑っぽさ、枯葉。
完熟イチゴとザラメ、古紙、キレを感じた後は穏やかで長い余韻。

穏やかな風味から、ドライで力強さを感じる流れが凄いです。
飲んだ瞬間は滑らかで淡いのですが、ジワッとドライ感が出て、
シャープなキレが喉から鼻奥にバシッと感じられますね。
この跳ね上がり方が凄い・・・!

そっちの印象に引っ張られたせいかもしれませんが、
始めの麦の風味に、多少ぼやけた印象を持ってしまったかもしれません。
ですが、ドライでシャープな風味の後は再び穏やかになっていき・・・。

気がつくと、「しみじみ旨い系」になってました。

大変勉強させていただきました。
素直に感動・・・。
ごちそうさまでした~っ(^-^)/

・・・で、もう1つの65.9%は一体どんな味なんでしょうね・・・。
気になる~!!飲んでみたいですっっ!!


ダミアン・ライスの「Rootless Tree」を。
2007年リリースの「9」からのシングルカットです。
前作「O」よりもソリッドで、ややキャッチーなメロディが多いアルバムですが、
心に突き刺さる歌詞は健在、いや、より研ぎ澄まされたかも。

彼曰く、人生におけるフラストレーションの瞬間を切り取った歌詞が多く、
それゆえに多くの共感を呼ぶのかもしれませんね。
サビが「F**k You」連呼なわけですが、それがストレートで素晴らしいです。

#グレンダラン #スペイサイド

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