ロッホサイド1981の6本目はBBRのレトロラベルより。
もう、このラベルを見ると、安定した優等生な印象を持ってしまいます(笑)
そこがイイんですけどね♪
今年になってリリースされたロッホサイドの中では、
唯一のリフィル・シェリーということで、ちょっと他と比較しにくいです・・・。
ただ、このラベルだと自然と期待が高まります。
今回も、抜栓直後~30分ほどの印象を。
ロッホサイド
1981 29年
BBR レトロラベル
(selected for WHISK-E Ltd)
蒸留年:1981年
瓶詰年:2010年
リフィル・シェリー
Cask No. :777
56.5%
【色】
明るいオレンジ、鮮やかな琥珀色。
【香り】
熟成感と滑らかなワクシーさがあり、埃っぽさと湿ったスモーク。
ベルガモットを表面に、レモンクリームのかかったパウンドケーキ。
少しずつレモンとサンダルウッド、パイナップル香の消しゴム。
スパイシーな木香、ごく僅かにラベンダーとローズマリー。奥にミント。
時間を置いて、ワクシー感が白桃っぽさへ変化していくよう。
【味わい】
ピリッとスパイシーさがあり、絡みつくワクシー感の後に完熟フルーツ。
果肉感の強めな黄桃とサクランボ、甘夏みかん、レモン味のバニラアイス。
ジンジャーシロップの甘辛みが舌に乗り、干草、やや湿った木屑。
僅かに漆喰や石灰岩っぽい石の風味も鼻奥に。でもドライなレモンが強い。
徐々にピンクグレープフルーツの甘酸っぱさ、生キャラメルっぽさが出る。
【フィニッシュ】
ドライでスパイシー。包み込むようなパイナップル感が続く。
一瞬だけ香草っぽさとサンダルウッドとシダー、終始バランス感が良い。
香りからフィニッシュまでの統一感が素晴らしく、バランス良いです。
そして、ゆっくりと少しずつ、でも確実に変化していく香味。
気にならない程度のワクシー感が、逆に軽やかさに厚みを持たせていますね。
ややスパイシーさが先行していて、ドライなシトラス感が強めでしたが、
サンダルウッドっぽさもあり、滑らかで植物的な深みのある甘い香味も。
今後、どっちに傾いていくのか楽しみなトコロです。
加水すると、シャープで埃っぽさが絡みつくので、これは注意。
しつこいドライ感は、個人的に苦手なんですよね・・・。
そして、実は香りの変化を嗅ぎながら、あるモノに凄く良く似たイメージが。
ん~~、もう少しハッキリさせてから書いた方が良いのかも。
(・・・香水なんですよね。ある香水のトップノートに似てるイメージ。)
それにしても。
カスクナンバーが777って、やっぱり狙ったんでしょうかね??
なんだか、飲んでるとイイことありそうです♪
#ロッホサイド #ハイランド