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グレンフレイザー 1956 34年 G&M CASK

何これ?ボトルです(笑)

グレンフレイザー。中身不明。
G&Mからは、ラベルに絵入りで8年・12年が出ています。
他にもフレイザー・リザーヴというブレンデッドも。
ボトリングはSTRATHNAIRN WHISKY社。
G&MのCASKラベルということは関連会社でしょうか?

出されたときに、「ブラックラらしい」・「34年」の2点だけ教えてもらいました。
大抵こういうのが出された時は、いとも簡単に心が折れてしまい、
「ハ・・・ハーフでお願いします」と(笑)
身の丈・懐具合を知っているからデス・・・orz

ですが、今回は勇気を出して、給料日直後という気持ちも背中を押しまくり、
キチンとショットでいただきました♪
全く知らない名前でしたし、素晴らしい機会だったのでキチンと飲んでおこうと。

グレンフレイザー
1956 34年
STRATH WHISKY LTD

蒸留年:1956年
瓶詰年:1990年(?)
49.9%

【色】
鮮やかな赤褐色に僅かな赤銅っぽさを帯びている。

【香り】
重厚な甘い香りとフルーツの渋さを連想させるスモーク。
ただし、非常に華やかで厚みは少なく、エッジはあるが平坦。
完熟プラムとブラックベリー、アメリカンチェリー。奥にカカオ。
やや埃っぽいスモークを薄く感じながら、焦がし砂糖。
経年的なヒネ感、煮出し過ぎの紅茶、ビターキャラメル。

【味わい】
オイリーで絡みつく甘渋さと樹皮感が強く、ややドライな口当たり。
チョコレートでコーティングされたレーズン、麦チョコ、プラム。
ザクロのような甘酸っぱさとジャムのような粘りが舌に絡みながら
木屑や濡れた樹皮のような湿った粉っぽいスモーク。
上あご~鼻奥にビターチョコのような風味が引っ掛かる感じ。

【フィニッシュ】
意外にサッパリとして、緩やかで短め、端正な余韻。
薄いプラムと焦げた砂糖っぽさが淡く残る。

・・・う~~ん、銘柄なんでしょうね??
こってりとした甘さを感じる一方で、妙に軽やかなフルーティーさもあって。
で、やや埃や粉っぽさを感じさせるスモーク。
でも濃厚な風味は表面だけで、意外とサッパリとしていて・・・。

ん~、ブラックラと言われたから、そう思って飲んでましたが。
家に帰る途中で、何だかファークラスな気もしてきたり。
グラントにしては鮮やかすぎるかな~とか。
もしかしてマッカラン??・・・麦の風味が違う感じだな~とか。
なんだか色々と考えてしまいました。

同じグレンフレイザーの名前でG&Mがリリースしている8年なんかは
ブラックラと言われているらしいので、やっぱりブラックラってコトでしょうか。

いずれにせよ、’56蒸留で34年らしいので、’90頃のボトリングかと。
・・・そんなボトルの経験なんて、ごく僅かしかありませんから、
判断材料が少なすぎて、なーんにも分かりません・・・orz

ボトル最下部にインヴァネスって書いてるんですけど、
単にSTRATHNAIRN WHISKY LTDがインヴァネスにあったのかもしれなくて、
銘柄を特定する手がかりなのかどうかも判断しにくかったり・・・。
そもそも「FRASER」って何なんでしょうね?人名?地名?

ま、分かったのはオールドっぽいヒネ感と、このラベルらしいシェリー感。
・・・ってトコでしょうか(笑)

こういうのをスグに分かるようになってみたいもんです。
いつか・・・ね!?(-o-;)y–┘~~


【追 記】

Google検索したところ、吉村宗之さんの「M's Bar」がヒットしました。
ページは掲示板でしょうか。しかも何と1999年のもの!
12年も前に話題になっていたんですね・・・。
大変勉強になりました。

→ http://www.single-malt-scotch.com/BBS/past171.html

#グレンファークラス #ロイヤル・ブラックラ #スペイサイド #ハイランド

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