もう僕には一体どんなボトルか分からないので質問も兼ねての投稿です(汗)
一見して「・・・何ですかコレ??」と聞いてしまいました。
革に覆われ、ボトルボディ部分には赤のタータンチェックデザインの布。
ネックにかかった革のタグには「Glendullan years 12 old」と。
一緒にかかっている紙タグには、簡単ですが幾つかの情報が。
・MacDonald Greenless社の頃のボトリング。
・Manzuori社と書かれているのでイタリア向け。
・「G」ラベルもそうですが、共通している47%。
・【補足】いただいたBarのマスターの話だと70年代流通らしい。
まあ、だいたいこんなところです。
そもそも、なぜこんな風に革で覆われているのでしょう??
何か特別なボトルなのでしょうか??
それとも、その下には、やはりポットスチルに「G」が重なった、あのデザイン??
Manzuori向けのボトルで同じデザインがありますが・・・。
この重厚なラッピングの経緯が知りたいです。
どなたか御存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてくださいませ。
グレンダラン
オフィシャル 12年
(MacDonald Greenless Ltd)
for Manzuori import firenze
70年代流通品(らしい)
47%
【色】
ややオレンジがかった濁りのあるゴールド。
【香り】
さっぱりとしたミネラル感を表面に、ややクセのある香り。
初めにチェリー、若いイチゴ、やがて完熟プラム。
奥に消しゴム、油っぽさと・・・しょうゆ(?)、濡れた枯葉。
やや金属質ですが、全体的に緩い広がり。
【味わい】
平坦でドライな口当たり・・・かと思いきや粘性がしっとりと。
わりと固めなオイリー感、やや奥まった麦汁感。
栗、蜂蜜とトースト、バタークッキー、オールブラン、固めの穀物系。
ライトボディながら硬質感、石灰っぽいくぐもった感じ。
【フィニッシュ】
意外なほどドライ、白コショウのような滑らかなピリッとした刺激。
レモン、甘渋さのあるキレ、短く端正な余韻。
オイリー感に包まれたフルーツの香りや、ちょっと間をおいてクタッと広がる固めの風味の中に、麦汁と幾つかの穀物感。
で、バシッと辛口ドライな刺激が鼻に抜けていき・・・。
何とも捉えどころのない書き方で申し訳ないですm(_ _)m
(む・・・難しかった・・・)
あ、でも奇妙なことに、これが美味い♪
いや~とても勉強になりました。
花動ともレアモルトの記憶とも違う印象。
GMCCの1993、今のグレンダランは、もっとずっと端正でクリアでしたね。
そして今月初めにセンテナリをいただく機会があったのですが、
本ボトルと同じ流れを感じつつも、麦汁感が穏やかでした。
共通してるのは、フィニッシュがドライでスパイシーだったこと・・・でしょうか。
革ラッピングの謎と奇妙な美味さ。
ホント、どういう経緯のあるボトルなんでしょうね・・・。
重ねて、どなたか御存知の方、ぜひ教えてくださいませm(_ _)m
・・・というわけで、「奇妙な果実」を。
歌にまつわる人種差別の陰惨な物語は、ちょっと合わないのですが、
レディーデイの"うねり"のある独特な歌唱を思い出しちゃいました。
まあ、「My Man」よりはグリグリしてないかな。
僕は断然エラの方が好きなんですけど・・・。
#グレンダラン #スペイサイド