MENU

トマーティン 1976 34年 TWA & 3R “Art Work”

ザ・ウイスキー・エージェンシーとスリーリバーズのコラボ。
こちらも前回の記事と同じ、トマーティンの1976です。
両者のジョイントということもあって大注目でしたよね。

「見返り美人」のネット販売日を知る少し前にリリース情報が出た際、
他にも欲しいものがあったこともあり、最初はスルーしようかと。
ところが話によると、このジョイントボトルのリリースにより、
「見返り美人」のリリースも早まったらしいんですよね。

そんなこともあって、せっかくリリース近いなら比較したい!!
という気持ちが湧きましたが、当然そう思ったときは既に予約完売。
あちこちのネットショップを覗くも、全て予約完売(>_<)
「そりゃそうだ」と思いながらも、諦めきれない僕は、
“とある御仁”にダメ元で恐る恐るご連絡。
すると、何と有難いことに無事に確保できちゃいました♪

こちらも抜栓直後から15~20分後の変化をメモしてみましたよ♪

トマーティン
1976 34年
The Whisky Agency & 3 Rivers
"Art Work"

蒸留年:1976年
瓶詰年:2010年
Bottle : 669
シェリーバット 51.1%


<抜栓直後>

【色】
クリアでオレンジ寄りな琥珀色。

【香り】
やや控えめで穏やかな立ち上がり。軽くドライな刺激。
ミルクキャラメルと植物系の香り、枯れ草と樹皮っぽさを表面に、
奥に完熟プラム、アプリコット、控えめで微量なスモーク。
サクランボのシロップ漬けのような香り、繊細だがシャープな印象。

【味わい】
スッキリ、スムースでフルーティさと同時にピリッとスパイシー。
ドライな印象は最初の僅かな時間だけ。すぐにジューシーなフルーツ感。
若いプラム、アプリコットのドライフルーツ、ネーブルオレンジとラム。
舌に柑橘系の酸味、少しザクロっぽさ。渋さは感じられず。
こうしてる間にも、どんどん開いてくる!

【フィニッシュ】
ドライでスパイシー、薄くシナモンをまとったキャラメル。
イチジクと完熟イチゴ、枯れ草、細く長い余韻。

<15~20分後>

【香り】
丸い固さが無くなり、フルーティーな酸味が強く立ち上がる。
奥にハーブのニュアンスを感じながら、クランベリーとオレンジ。
フルーツケーキとキャラメル、奥に僅かなミルクチョコ。
ベリー系のフレーバーティーっぽさもあって、全体的にクリア。

【味わい】
スパイシーさは無くなり、スムースな口当たりと熟れたフルーツ感。
完熟スモモ、アプリコットジャム、ブルーベリーチョコ、枯れ草。
口中での広がりは穏やかで、舌への刺激も柔らかに。
オレンジのシロップ、奥にミルクキャラメル。滑らかな伸び。

【フィニッシュ】
柑橘系と僅かにパイナップルの酸味。遅れてドライ、スパイス。
薄いベリー系とミルクキャラメルが残り、鼻奥に木屑っぽさ。
穏やかだが伸びやかな柔らかい余韻。

信濃屋『見返り美人』と、非常に良く似ています。
両者を比較して飲んでみると、こちらは酸味が強めなように感じました。
そのせいか、こちらの方がクリアで鮮やかな印象が強く残りました。
あと、こちらの方が植物的な風味が強いかな?

ていうか、両者を同時に飲んで違いに気付くんですけど、
個別で飲むと僕の舌では判るかどうか・・・かなり怪しいです(^_^;)

こちらの酸味が強いと感じたのも、両者を比較してのことですので、
これ単体で飲むと、単にフルーティーさが強めだと感じました。
強めだと感じたフルーティーな酸味も、僅かな差ですので、
今後、また印象が少しずつ変わっていくかもしれませんね。

ま、結論は「どちらも美味い♪」なんですけど(笑)

皆様はいかがでしたか?

#トマーティン #スペイサイド

この記事を書いた人

前の記事
次の記事