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三重飲み歩き 2010・秋(前編)

先月末に伺った初の三重県。
もうかなり時間が経ってしまったので、前編・後編に分けてレポートします。
ホントは、濃密すぎて泥酔気味でして、所々記憶が飛んでるんですが(笑)

さて、クライヌリッシュ1973様と久しぶりの御挨拶をして、津市に移動。
軽くジャンボ餃子や、カワイイ羽つきミニ餃子などで腹ごなしをした後、
連れて行ってもらいましたのは、津市内のBarです。

比較的静かな通りにあるBar。
ビルの階段を上がっていくと、ラベルのコレクターでもあるようで、壁面に拡大コピーしたラベルがズラッと貼られております。

すっかり観光客気分(実際そうなんですが)の僕は、見たことあるラベル、見たことないラベルにいちいち反応しまくり(笑)。店内に入る前からテンション上がってしまいまして大変です。。


店内は、50年代風?とでも申しますか、オールディーな香り。
いたる所に趣味の雑貨などが並んでいて、こちらのマスターの趣味の広さが伺えます。一見すると雑然としてますが、店内の色んなところに目を奪われ、とても楽しい雰囲気なんです。

そして、何といってもバックバーに並びきれないボトルたち♪
カウンター後方にも棚があり珍しいものや懐かしいボトルが並んでいたり。
僕らが入店したときには、まだマスターがいらっしゃってなくて、しばらく後ろの棚を物色♪手にとっていいとのことでしたので、遠慮なくゴソゴソやらせていただきました。

そんな中から、まずはコチラを。

グレンリヴェット
1977 30年
サマローリ COILLTEAN


いや~久しぶりですなー♪
実は後ろの棚を振り返ったときに、真っ先に目に着きまして(^_^;)
「うわー久しぶりだな~」と、飲む気満々でした♪
バニリックなライトスムース感、優しいシトラスとナッティーさが
最初の一杯に心地よいですね。

と、そこへマスターがお見えになりました。
実は、こちらのマスター、マスターじゃないんです。
“ムッシュ”です。
フランスで絵画を勉強され、画家・デザイナーとしてフランスで活躍された方なんです。それでマスターではなく“ムッシュ”なんですね。
僕の勝手なイメージは・・・マイク眞木似です(笑)
とてもスマートで紳士的。オシャレな香りのするムッシュでした♪

御挨拶させていただき、静岡から来たことを告げると(当り前ですが)、
ビックリされた様子を見せながらも、笑顔で迎えてくださいました。

さて、オススメや指定させていただきながら飲んだものを。

2杯目は、コチラをチョイス。

グレンキース
1968 40年
ゴードン&マクファイル
コニッサーズ・チョイス


新ラベルのグレンキース。
コニッサーズ・チョイスではの旧ラベルやSOSなどをいただいておりましたが、
こちらは初飲みでした♪クライヌリッシュ1973様も勧めようとされていたようで、かなり期待が持てます。
バニリックなオーク、蜂蜜レモン、ベルガモットとオレンジが軽やかな風味。
消しゴムっぽい感じもありながら、ややしっとりとしたナッツ。
これはなかなか美味いですね。

そうこうしてる間にも、クライヌリッシュ1973様とムッシュを交えてモルト話に華が咲き、ムッシュのオススメをいくつか並べていただきながら愉しませていただきました。

ボウモア
1987 22年
ダグラスレイン Old&Rare


今年春ボトリングのボウモアですね。
磯や出汁系の風味が支配的、カリッとしたスモークに干しブドウ、クランベリー。滑らかなフローラルと甘草の間に僅かなトロピカルが。
鼻奥に微量のフローラルなパフュームがありながら、キャラメルシロップ。
華やかで複雑な層を感じました。

ティーニニック
1971 36年
サマローリ エクスプレッション

あまり馴染みのないティーニニック。これは嬉しかったです♪
僅かにワクシーな雰囲気を表面に感じながらスグに消え、サラッとしたプラム、繊細で穏やかなソルティーさとクッキー風味。
フルーティーさの奥に穏やかなピートが少し。これがまたイイ♪
軽やかなのに複雑、面白い一杯でした。

最後に、こちらのケルティックを。
階段にズラッと貼られたオールドボトルのラベルの話で盛り上がったところで
出していただきました。

ストラスアイラ
1967 42年
ゴードン&マクファイル
ケルティック Book of Kells




ケルティックのストラスアイラですね♪
思っていた以上に塩気を感じましたが、フルーティーな甘酸っぱさですね。
プルーン、白桃の種に近い感じの香りでしたが、徐々にブドウのような甘さ。
やっぱりというか、濡れた紙のようなニュアンスがストラスアイラだな~と。

実は、もうこちらで一晩じっくり愉しんでもいいやって思っちゃったりしてたんですよね。それくらい素敵な空間でした。
クライヌリッシュ1973様のお話ですと、majima様も伺った際に仰ってたようで、「ひさしクンは、ココ気に入るんじゃないかなー」と(笑)
はい、大正解でございますm(_ _)m

ですが、今回はクライヌリッシュ1973様のコーディネートで三重の夜を満喫するため、次回の再訪をお約束しつつムッシュとお別れです。
まだ飲みたいボトルが怒涛の如くあったのですが、それは次回のお楽しみ。

電車に乗り、再び四日市へ戻ります。
そしてクライヌリッシュ1973様のお師匠様のBarへ!
・・・と、その前に、僕と四日市を結ぶ御縁のある店へちょっと寄り道です♪

#三重 2010秋 #飲み歩き日記

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