ゴードン&マクファイルの定番シリーズ「コニッサーズ・チョイス」より。
散発的に飲んでいるので、いまいちイメージが掴み難いグレンキース。
グレンキースは、70年代に3回蒸溜から2回蒸溜へ変更していますので
これはスペイサイドでも非常に珍しい3回蒸溜を行っていた頃の蒸溜。
操業を停止してから、もうすぐ11年なんですね。
キリッと引き締まったボディで、ややドライなモルトだと思ってたのですが・・・。
こちらは、とても滑らかな優しい味わいでした♪
グレンキース
1968 40年
ゴードン&マクファイル
コニッサーズ・チョイス
蒸留年:1968年3月
瓶詰年:2008年8月
46%
【色】
明るくクリアなゴールド。
【香り】
柔らかな木の香りとシトラスの酸味を帯びた香りを中心に。
少々こもったような香りを奥に、滑らかで淡い広がり。
蜂蜜レモン、ベルガモット、アプリコットとイチジクっぽさ。
やや粉っぽく、マカダミアナッツとミルクチョコ。
徐々に、薄いイチゴミルクのニュアンス。
【味わい】
穏やかで滑らか、僅かにクリーミーな口当たり。
塩キャラメルとナッツ、バニラ、グレープフルーツの甘苦み。
乾いた樹皮っぽさ、木材感、シフォンケーキ。
柔らかで温かみのある刺激を舌に、奥に干し草、麦汁。
やがて完熟リンゴのような風味が優しく広がります。
【フィニッシュ】
レモンとショウガ、温かいスパイシーさ、刺激は淡い。
薄い黒糖やザラメっぽさ、木屑感が長く残ります。
さすがの40年ということでしょうか。
軽やかなボディに、トロトロの旨みが詰まってますね♪
初めは非常にスムースでライトな印象。
度数も度数ですし、そのままスーッと消えていっちゃうのか思いきや、
滑らかクリーミーさと、しっとりとした質感に覆われた旨口な風味。
全体的に樹皮~木材感~木屑といった風味が中心に感じられます。
旧ラベルの方が、もう少しクリアな雰囲気だったような気もします。
個人的な好みは・・・こちらの新ラベルかもしれません♪
#グレンキース #スペイサイド