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ストロナキー 12年 デュワー・ラトレー

デュワー・ラトレーより「ストロナキー(ストロナヒー) 12年」です。
"The Lost Disttilery"というブランド名で扱われています。
シリーズなのかと思いきや、このストロナキーだけのブランド名のようです。

ストロナキー・・・閉鎖蒸溜所ですね・・・。
ですが、こちらはベンリネスとのこと。

実は、こちらはウイスキーねこ様から分けていただいたものです。
現在まだリリース可能な閉鎖系以外は、さっぱり分からないですし、
もちろん覚えてもいませんので、「??すとろな・・・え?」ってなりました(笑)
で、伺ってみるとベンリネスだというわけでした。

「へぇ~こんなのあるんだぁ~」と思っていたら。
今回テイスティングする際に、飲んだことあるベンリネスを見返してみたら、
「ストロナキー(ベンリネス)1976」って・・・え?飲んでるの僕??

・・・
・・・・・・試飲でした・・・orz

ストロナキー(ベンリネス)
12年

43%

写真提供:ウイスキーねこ様


【色】
オレンジがかった薄い琥珀色。

【香り】
非常に穏やかで優しい香り。繊細で素朴。
滑らかな甘さを中心に、刺激は無く、僅かに粘性のニュアンス。
クリーミーなオレンジ、麦汁感が豊富、奥に青リンゴジュース。
やや紅茶っぽさ、杉、サンダルウッド、間を置いて生キャラメル。

【味わい】
滑らか、優しい丸みのある口当たり。
やや平坦な印象で刺激は無く、穏やかでクリーミー。
レモンと生クリームっぽい丸み、淡く繊細で奥まった広がり。
柔らかい麦汁、バニラ、カステラ、ナッツ、マスカット水、白ワイン。
奥に木材感とライトな塩、ごく少量の燻香。

【フィニッシュ】
薄いショウガっぽさと、チーズ、オレンジ、木質の塩気。
鼻抜けは淡く繊細、暖かで素朴な風味が意外に長い余韻。

おぉ~~っ、これはベンリネスですね~♪
かな~りライトなベンリネス。

花動よりずっと繊細で淡く、OMCとかの若いベンリネスっぽいですね。
同じデュワー・ラトレーで96-09の13年がありましたが、そちらはカスクだからか、もっとフィニッシュのキレと刺激が強かった気がします。
ストロナキー1976は・・・試飲でしか飲んでないので比較できません(笑)

もともと、もう少し厚めのボディを持っているハズなんですけど、しっかり麦汁感も残り、丸く穏やかな風味が全体的に感じられ、優しく非常に飲みやすかったですよ。

家で軽く飲みたいときにイイかも♪
こういう素朴な味わいって、何だか素直な優しい気持ちになれますね。


ウイスキーねこさん、ごちそーさまでした~(^-^)/

あ、ちなみにストロナキー蒸溜所について簡単に。


 Stronachie Distillery

 南ハイランド、キンロス近くのミルナソートとフォーガンデニーを結ぶ
 山間の道路沿いにあった。
 1890年、Alexander&McDonald社によって設立。
 1907年、James Calder卿に売却される。
 1926年、複数の蒸溜所とともにD.C.Lに売却される。
 1928年、複数の蒸溜所とともに閉鎖。石炭価格の高騰が主要因。
 1930年、建物が解体される。

 もともとストロナキーの代理店だったデュワー・ラトレー社は、
 2002年に「ストロナキー1904」を発見。
 往時の味を再現すべくテイスティングをし、最も合致したモルトをボトリング。
 
 なお、Alexander&McDonald社からは、オリジナルのストロナキーに似た
 ラベルデザインの「Royal Club Scotch Whisky」がリリースされている。
 (ただし超オールドボトル)

 A.D.RATTRAY Stronachie (ブランドサイト)
 → http://www.stronachie.com/home-flash.asp


ちなみに、Alexander&McDonald社は1920年頃にGreenless社を買収。
1925年にD.C.Lに吸収され、あのMcDonald Greenless社となります。

何だか、このブログらしくない真面目な感じですが、たまにはイイかな(笑)
このストロナキー、お手頃価格で美味いので、ぜひお試しください!!

#ベンリネス #スペイサイド

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