今回は、G&Mの少し前のダラス・デューです。
1983年に閉鎖されていますが、今でもG&Mのビンテージ表記ラベルや、
ダンカンテイラーなど、少数ながらリリースされてますよね。
でも、もう20年以下のモノに出会うことも難しくなってきたかと思います。
こちらは、80年代~90年代にかけてリリースされていたもの。
素朴で、朴訥とした雰囲気のダラス・デューでした。
ダラス・デュー
10年 ('80s~'90s)
G&M
40%
【色】
薄くクリアな小麦色。
【香り】
非常にスッキリとしていて軽やか、平坦な麦汁香。
オレンジピールとマスカットに少しカカオっぽさ。
表面に薄いリンゴ、やがてキャラメル、アーモンドのような香りへ。
厚みや熟成感が無く、表面的な香りなのが少し物足りない。
【味わい】
サッパリとしていて、ややスパイシーなキレのある口当たり。
シナモンをかけたアップルパイ、ただし非常に軽やかに。
鼻奥にオレンジに似た風味と、僅かな植物系の苦み。
軽やかで厚みに欠けるためか、シャープでスパイシーさが残る。
【フィニッシュ】
白ワインと干しブドウ。細く短い余韻。
飲みやすいと言えば、強烈に飲みやすいですね・・・(汗)
最初の香りから非常に軽やかでしたが、飲んでみると、もっと軽くて・・・。
香りが良かったのと、口当たりのシャープさは印象に残ったんですが、
飲んだ瞬間に、「え?え?」という感じで淡白でサラッとした印象に。
個人的には、もう少し厚みを期待していたので、少し驚きました。
が、無機質なクリア感ではなく、素朴な温かみもあったかと思います。
飲み始めにはイイかもしれないですね!
あ、あと、今後飲めなくなっていくこと間違いナシ!
・・・なので、そういった意味でも飲んでおいたほうがイイかもしれません。
#ダラス・デュー #スペイサイド