ゴードン＆マクファイルのケルティック・ラベルといえば、たぶん多くの方が、あの向かい合った２人の人物像が描かれている「Book of Kells」を連想されると思います。
ですが、今回ご紹介するのは８０年代流通のケルティック・ラベル。
カリラの１９６９。
ラベルには１９８５年のボトリングとあるので、だいたい１６年でしょうか。
インポーターは「Meregalli」ですので、イタリア向けということになります。
同ラベルには、他のイタリア向けで「Intertrade」のもの、英国内向けの「Jas Gordon」のものがあり、それぞれ加水タイプとカスクタイプがリリースされています。
また、インポーターによって微妙にラベルも異なっています。
まぁ、僕は滅多に見かけないので、並べてみないと区別つきませんけどね（笑）
カリラ
１９６９／１９８５
ゴードン＆マクファイル
ケルティック・ラベル
for Meregalli
蒸留年：１９６９年
瓶詰年：１９８５年
４０％
【色】
薄く赤みがかったイエローゴールド。
【香り】
強いシトラス香とピーティー、柔らかく燻香。
グレープフルーツ、レモンシャーベットやライム。
やや薄いハーブのニュアンス、植物的、パセリ、サトウキビ。
紙を燃やした灰、僅かに海藻もありますが一瞬鼻につく程度に。
【味わい】
スッキリとフルーティーで、ほど良いシャープな飲み口。
僅かなミネラル感が瞬間的にあり、出汁、潮の風味。
刺激は少なく、ジュワッとシトラスフレーバーが溢れてきます。
ピンクグレープフルーツ、ライム、若いオレンジ、レモンシャーベット。
やや若めのシトラス風味と淡いスモークのバランスが絶妙。
【フィニッシュ】
刺激少なめ、フワッと磯の風味を帯びたスモークの返りが素晴らしい。
クリアでデリケートな余韻。ハーブと砂糖漬けレモンっぽさが残ります。
今回ご紹介するのは加水タイプの４０％。
カスクではなかったので、多少おとなしくなってしまっている感は否めませんでしたが、
フルーティーで優しい味わい、スッキリ＆クリアなカリラ。
かなり美味しかったです♪
同ラベルでは、他にポートエレンを飲んだことがあるのですが、
調べてみるとラフロイグやモートラックなんかもリリースされてるんですね・・・。
あはは・・・ま、まぁ、僕が飲める可能性は低～い気がしますケド。
こういうボトルは僕では探しきれないので、万が一でも出会ったなら、そのときが御縁だと思って必ず飲んでおこうと思いました。
#カリラ #アイラ