今週、新潮社から『ジャパニーズウイスキー』が発刊されました。
著者は、土屋守氏、茂木健一郎氏、輿水精一氏。
本書が発刊されると知ったときに、この3人の名前を見て内容も確認せず即注文♪
本日、ようやく配達されましたー!!
本書は、土屋守氏によるジャパニーズウイスキーの解説と、
茂木健一郎氏と輿水精一氏の対談が基本的な内容となっています。
このうち、茂木氏と輿水氏の対談、茂木氏の巻末エッセイは、
以前、別の雑誌に掲載されたものとなっているようです。
≪目次≫
●ジャパニーズの逸品たち ―土屋守
●対談1 ジャパニーズウイスキーを語ろう! ―茂木健一郎×輿水精一
●ウイスキー講座1 基礎知識編 ―土屋守
●ジャパニーズウイスキーの歴史と、その魅力 ―土屋守
●ウイスキー講座2 実践編 ―編集部
●日本の蒸留所 ―土屋守
●ジャパニーズウイスキー大全
●対談2 源流への旅、スコッチの蒸留所をめぐって ―茂木健一郎×輿水精一
●風土の奇跡としてのウイスキー ―茂木健一郎
初出
「源流への旅、スコッチの蒸留所をめぐって」(週刊新潮)2008.10.23号~11.13号
「風土の奇跡としてのウイスキー」(旅)2008.12月号~2009.1月号
冒頭、土屋守氏選によるジャパニーズウイスキーの紹介は、非常に分かりやすい文体で的確に解説されており、初心者の方にも最良の手引書となるのではないでしょうか。
また、ジャパニーズウイスキーの歴史についても書かれており、こちらも初めて日本のウイスキーの歴史を知る方には、ぜひ一読していただきたい内容になっています。
そして、何といっても茂木氏・輿水氏の両氏による対談。
実は、読む前は今年になってから幾つか出版されている『ウイスキー×科学』に関連した新しい視点、つまり茂木氏の脳科学的視点から語られる『ウイスキー×科学』がメインなのかと、勝手に想像していました。
読んでいると、そういった視点から語られる点も幾つか垣間見られますが、大半はウイスキーの魅力に魅せられた御二人の熱い語り合い。
御二人のウイスキーラヴァーっぷりに大いに共感するところが多く、おもわずニヤッとしながら読み進めてしまう対談内容になっています。これは面白いですよ!!
対談の中で語られる『ウイスキー道』。
「道」とは何か、御二人がウイスキーを通して見えたものとは何か・・・。
・・・これは唸ってしまいました。
秋の夜長にぜひお薦めしたい一冊です♪
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