MENU

アラン 15周年記念ボトル

アラン蒸留所の15周年記念ボトルです。
リリース・アナウンスを見たとき、このインパクト大なデザインに目を奪われた方も多いかもしれませんね。もちろん僕もその1人です。
「うわー孔雀が羽をガバーって広げとるww」なんて(笑)
・・・ちょっとインディアンっぽいですよね!?

そんなことを思っていたら、この羽は鷲らしいです(汗)
なんでも、アラン蒸留所周辺に生息する鷲をデザインしたのだとか。
ま、紛らわしいなぁ・・・。

紛らわしいついでに、このボトルの蒸留年は1999年。
15周年なのに1995年蒸留じゃないんですね・・・なんで??
ま、まあ、周年モノですから特に蒸留年にこだわるというよりも、単に出来の良いモノを選んだと思えばいいでしょうか。

さて、このアラン。
一体どんなボトルかと思い、さっそくウェブ・サイトを覗いてみました。
やっぱりアランのことはアラン・ジャパンに・・・ウイスク・イーさんに聞くべし!
 →Whisk-e アラン15周年(1995-2010)記念ボトル
ふむふむ・・・

"1999年のホグスヘッドの原酒を2008年から2年間、
アモンティリャードシェリーのバットに移し替え・・・"

え・・・?後熟してるの・・・?また??
いや、実は少し前の一時期、アランに対して「~フィニッシュ出しすぎ」というネガティブなイメージを少し持っていたので、何となく不安が蘇りました。

ですが、先入観・思い込みは毎度おなじみケガの元(過去の経験orz)
きっと15周年という意気込みを感じさせてくれるだろうと・・・いざ!

 アラン
 15周年(1995-2010)記念ボトル

 蒸留年:1999年
 瓶詰年:2010年
 Bottle 5460
 54.6%


【色】
明るいオレンジ・ゴールド。

【香り】
滑らかでスイートな甘香とザラつきのある穀物香が端的。
華やかさもある一方で、しっとりとした柔らかな厚みも。らしいアラン。
微量のスモークを帯びたシナモン、乾いた樹皮。
表面に蜂蜜レモン。メープルシロップとマーマレードをかけたパンケーキ。
ゆったり穏やかな香りが鼻奥でミント、若葉のように。

【味わい】
クリーミーな口当たりですが、舌にピリッとドライでジンジャー。
干し柿のような甘さから、スモモ、イチゴ、クランベリー。
フルーティーな甘酸っぱさとナッティーさが同時に広がります。
軽めのバーボンに似たイガイガ感を僅かに感じ、そら豆、カシューナッツ。
徐々にピンクグレープフルーツ、オレンジピール。
一言で言うならザラっとしたアランのシェリー。

【フィニッシュ】
コショウのようなピリッとした刺激があり、プラムと蜂蜜。
スムースでドライ。やがてザラメ、チェリーっぽさ。

現行アラン12年の滑らかクリーミーに僅かなシトラス感を帯びた風味。
そこにやや骨太な印象をプラス。個人的には・・・もう少し濃いめで厚みがあった方が好きですが、これはこれで上品さを保っていて良かったのかな、と思いました。

ん~、でもやっぱりフィニッシュものではなくて
素のアランで15年の集大成を飲んでみたかったかも。
(・・・最後にワガママすいませんm(_ _)m)


【おまけ】
このアラン、上京した際に飲んだのですが、最終の新幹線で地元に飛び帰り、
そのまま地元のBar-Yへ直行。
その日の飲んだボトルなどを話していたら、このアランが置いてあったというオチ。
さらに10周年も未開栓があったという大オチ(爆)
(あるなら言ってくださいよー)と思いながら、そういえば「アランありますか」って
聞いたことないかもしれないと気付いたトリプルオチ・・・でした・・・orz

#アラン #アイランズ

この記事を書いた人

前の記事
次の記事