ベリー・ブラザーズ&ラッド社(BBR)の「ベリーズ・オウン・セレクション」より。
BBRのこのシリーズ、個人的に大好きです♪
今回は、どっしり重厚なインチガワーをご紹介。
このインチガワーは、名古屋のBARでいただいたのですが、その際に他の二種類と併せて飲み比べをさせていただきました。その中の1つは、既にご紹介済みのOMCインチガワーで、残るはTWAインチガワー。
一気に紹介しようかとも思いましたが、同じ銘柄をズラズラっと紹介するよりは小分けにしようと思い、TWAはまたの機会にしたいと思います・・・。
(単にネタ切れのときにでしょ?っていうツッコミは禁止 笑)
他の二種類と比較すると、圧倒的に重厚。
・・・ちょっと苦手な雰囲気もありましたが、BBRに感じている安定感や安心感のようなものは、しっかりと得られたような気がします。
1980 26年
ベリー・ブラザーズ&ラッド
蒸留年:1980年
瓶詰年:2006年
46%
【色】
赤茶色。やや深い色合い。
【香り】
ややシャープで、ベリー系のフルーティーさがフワっと広がります。
濃密シェリー風味ですが、ゴリゴリではなく端整な印象も。
サクランボ、薄く硫黄っぽさ(卵)、バターのような香り。
ミルクチョコの濃密な甘さが粘りのある伸びやかさ。
渋い紅茶香、香木感の後に、奥から淡く青リンゴ、蜂蜜。
【味わい】
ペタッと貼り付くようなオイリーな口当たり。
口に含んだ瞬間にアメリカンチェリーの甘酸っぱさと渋み。
しっかりと厚みがあり重厚、ヨードとインク、土っぽい風味。
舌の横にジュワッとイチジク、アセロラ、プラム。
塩気ではないですが、やや錆びた鉄っぽい感じ。
シェリーなのに、奥からラムっぽい風味が現れます。
・・・舌に乗っかる、やっぱりゴム感。
【フィニッシュ】
固めですが、意外と喉への刺激は少ないです。
ラズベリーと生チョコ、トロトロで長く伸びる余韻。
他と比較して、圧倒的に重厚。
コレを一番最初に飲んじゃうと、以降の味が分からなくなりそうです(汗)
僕は・・・やっぱり最後に飲みたいかな。
でも、(濃いけど)フルーティーさがしっかりあるので、このインチガワー単体なら、どっしりとした重厚感に包まれて、ゆっくりと愉しめそうな感じでした。
あ、そういえばマキロップ・チョイスの1981も濃い口でしたね。
そちらも機会があれば、ご紹介したいと思います!!
#インチガワー #スペイサイド