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クライヌリッシュ1997 12年 デュワラトレー

デュワラトレーの「カスク・コレクション」より。
比較的若いクライヌリッシュです。

デュワラトレーって、全体的に華やかで繊細な印象があります。
それでいて輪郭がカチッとしているというか・・・。
とにかく個人的には安心して飲めるブランドです♪
(中には、ちょーっと物足りないかな・・・と、ワガママ言うこともあるケドw)

併せて、なぜかボトラーズだと塩気やライトな口当たりのクライヌリッシュに出会うことが多いんですよね。これはもう運というか何と言うか・・・。
だからでしょうか、この華やかさやフルーティーさ、ライトなクライヌリッシュを飲んだ時、これがデュワラトレーのスタイルによるものなのか、クライヌリッシュの根底にある味わいなのか、じーっと考えてしまいました。
(バーボンカスクってのもあるんでしょうけど。)

答え?・・・美味いってことは分かりましたよ♪(笑)

クライヌリッシュ
1997 12年
デュワラトレー

蒸留年:1997年
瓶詰年:2009年
バーボン・ホッグスヘッド 59.4%

【色】
かなり薄いクリアなレモン・ゴールド。

【香り】
ライトでアルコール感がハッキリと感じられますが、繊細な華やかさとフルーティーさのバランスも、しっかりとある香り。
甘さは控えめで、表面的なバニラ、レモングラス。
淡いフローラルが、アルコール感と相まってフレッシュに感じます。
乾燥した木材、時間を置いて蜂蜜っぽさ。
最初はツンと鼻を突くような工業的なアルコール感でしたが、
徐々に柔らかく滑らかな香りに変わっていく感じですね。

【味わい】
クリーンで軽快な口当たり。刺激的だったりイガイガ感はありません。
割り箸のような木香と蜂蜜レモン、シロップ、微量のバニラ風味が
フワっと軽やかに口中全体に広がっていく感じです。
舌にまろやかさと暖かさ、軽く煎ったピーナッツ、シナモンシュガー。
まだ熟していない若いメロンの固さと淡い風味。
1つ1つが繊細なんですが、輪郭がハッキリしているので
決してボヤケているわけではなく、上品で端整。

【フィニッシュ】
喉にカスクらしい刺激を感じながら、清涼感のある短い余韻です。
僅かなバニラとレモン、若葉。

最初にアルコール感を強く感じましたが、すぐに滑らかで繊細な甘さが現れ、スッキリとした印象を受けました。香りや味わいは、どちらかと言うと前面に出てくる感じ。
初めにパッと開いて、スーッと消えて行くような。
後から遅れてジュワッと旨味が出てくるのも好きなんですが、
こういう「早咲き」的なのも好きなんですよね、僕。

ごちそうさまでした♪

#クライヌリッシュ #ハイランド

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