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マッカラン 1991 18年 ハート・ブラザーズ

シェリーでもなく、バーボンでも、ワインでもない。
ラムカスクのマッカランです。
ラムそのものを、ほとんど飲んだことがないので、これがどうこう言えないのが個人的にすごく残念な僕なのですが、不思議な雰囲気を持つマッカランでした。

すごく甘いんですが、妙に豆っぽい・・・。
ちょっと雑味のような感じもあるし、かといってバラついてるワケでもないんです。
バランスは取れてますし・・・。
(・・・何だろ、コレ??)
と、ゆっくり確認しながら飲んでみました♪

マッカラン
1991 18年
ハート・ブラザーズ

蒸留年:1991年
瓶詰年:2009年
ラム・カスク 55.1%

シェリーに似てるっぽいけど、全然違う甘さですよね。
思い出すのは、サトウキビをかじったときの、繊維質からジュワッと溢れる甘さ。
あの植物香に包まれた、青臭い甘さです。
ちょうど、サトウキビの絞り汁を煮詰めていくと黒砂糖になりますよね。
あの煮詰めていくときの甘い香りにスゴく似ている気がします。。。

こんな発想、沖縄出身者だけかも!?

【色】
赤く濃い琥珀色。

【香り】
サトウキビの絞り汁のような香りに包まれたクランベリー。
水飴とイチゴシロップ、桃の香りも僅かに感じられます。
紅茶葉、湿った枯草、生キャラメル、純黒糖、山査子。
全体的に柔らかい香りですね。
甘い香りの奥に、豆類のような香り。

【味わい】
トロっと滑らかでスムースな口当たり。
フルーツケーキにキャラメルソースをかけて。
ネーブルオレンジ、ベルガモットの濃い柑橘系の風味と同時に、
アップルパイにかかっているシナモンと砂糖のような甘さが
口中の下のほうに、ゆっくりと広がります。
そこから奥に大豆とココナッツのような風味。
モルティーなんだけど、独特な風味です。

【フィニッシュ】
滑らかですが、喉にスパイシーな刺激が引っかかります。
ショウガの温かさ、アメリカンチェリーの甘酸っぱさ。
柔らかさの中に、シャープでキリッとした印象も兼ね備えています。

最初に口にしたときは、「ま、こんなモンかな」なんて、そのまま通り過ぎようと思ったら、フワっと豆類っぽい風味が現れ、思わず立ち止まっちゃった・・・そんな感覚になりました。
面白いですね~!しかも美味いし☆

以前、ストラスアイラのバルデスピノを紹介してから、シェリーやラムも試してみたいな~と、思っているのですが、このマッカランが偶然ラムカスクだったこともあってか、ますます試してみたくなりました。

そのことをTwitterでつぶやいたら、『イダルゴ ラ・ヒターナ マンサニージャ』と『キャプテンモルガン スパイストラム』、『ロン サカパ センテナリオ』、『モスカテル』が、初心者にはオススメと教えていただきました。
他に、初心者にオススメのシェリー、ラムがあれば、ぜひ教えてくださいませ♪

あ、でも浮気はしませんよ~(笑)
あくまでもモルトを知るためのチャレンジですから♪

とか言ってトリコになったらどうしよう。。。

#マッカラン #スペイサイド

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