トマーティン(トマーチン)って、個人的にクリアすぎる印象を持ってます。
そう、スッキリとし過ぎていて、飲み始めた頃からずっとトマーティンの個性が何なのか全然わかっていませんでした。
最初の1杯にすると普通のアルコールって感じでしたし、途中で飲むとクリアさが目立って感じられ、やっぱり個性に気付けなかったんですよね。
で、このトマーティン。
ダンカンテイラーのNC2です。
僕が勝手に心のなかで“ダンカンテイラー味”と呼んでいる(笑)、あの柑橘系や南国フルーツ感を感じさせながらも、素朴な麦の風味があって、“華やか”というよりは“元気な”トマーティンでした♪
1994 14年
ダンカンテイラー NC2
蒸留年:1994年
瓶詰年:2008年
46%
さすがダンカンテイラーですねぇ・・・。
美味しいんですよね、単純に。
変な先入観が入ってきているのかなぁ。「間違いなく美味いでしょ」みたいな。
なるべくフラットに飲みたいんですけどね。
【色】
クリアなレモン・ゴールド
【香り】
ライムとグレープフルーツのような、スッキリとした柑橘系。
僅かに梨。クラッカー。
奥深さよりも、表面的な香り、といった印象です。
レモン水っぽい感じもあります。
アルコール感が強く、柑橘系の香りと合わさってスパイシーな印象を受けます。
【味わい】
サラッと水のように飲みやすい口当たり。
すぐに若々しいフレッシュでスパイシーな刺激が舌に感じられます。
意外な塩っぽさ。
そして程よくナッティーで、同時にフワっと軽い柑橘系。
蜜漬けのレモンと薄いオレンジ・マーマレード。
またはハッキリとオレンジの皮。
【フィニッシュ】
喉から鼻の奥に強いオレンジのようなジューシーな風味。
端整で軽い余韻で何も残らないが、また飲みたくなる味。
うん、やっぱり美味いですねぇ♪
最後に感じた、「何も残らないが、また飲みたくなる」ってのが、個人的に良かったです。何と言いますか・・・魔力?みたいな(笑)
単にフルーティーなだけではなく、塩っぽさとスパイシーさも感じられたのも良かった!
NC2は、ボウモア・カリラ・クライヌリッシュにバンクあたりが印象深くて・・・いや完全制覇してるワケじゃないんですけど、このトマーティンは美味かったですね♪
#トマーティン #ハイランド