マーレイ・マクデヴィッドの"ミッション"より。
『ボウモア1994 14年』です。
90年代におけるボウモアの変化については、既に多方面で議論され、実際にその味わいに触れることで、それがどういう変化なのか多くの方々が御承知だと思います。
ですので、僕がココで敢えて何か言うことは無いのですが、やっぱり僕も飲み手の隅っこにチョコッと座っている身として、'93前後のボウモアを見ると「このボトルはどんな味なんだろ?」、と気になっちゃうワケです。
このミッションのボウモアをいただいたのは、その日2軒目のBarにて。
ちょうど1軒目で「ボウモア1994 14年 BBR復刻ラベル」をいただき、タイミング良く味わいの違いを比較する機会に恵まれ、1人でウキウキ♪
そういう偶然ってテンション上がりますよね!!
1994 14年
マーレイ・マクデヴィッド
ミッション
蒸留年:1994年
瓶詰年:2009年
リフィルシェリー 54%
BBRの復刻ラベルとは全然違う印象。(そりゃそうだ)
【色】
鮮やかな琥珀色。少しオレンジがかっていて繊細で華やかな印象を持ちます。
【香り】
香りの立ち上がりが早く、ブワッと広がってきます。
ボウモアらしい磯の香りとスモーキーさ。
適度に厚さを感じる黒蜜のような甘い香り。古い樹皮。
バナナのような滑らかな芳香と、柑橘系のフレッシュさ。
これらの果物香は控えめに感じられます。
【味わい】
僅かに感じる石鹸のような風味。本当にごく僅か。
手を洗った後とか、その辺りくらいです。
口当たりは、やや固めでスパイシーさも感じられます。
すぐに熟してないマンゴーのような淡い南国フレーバー。
舌にピリピリと刺激を感じ、ヨード系の滑りのような舌触り。
淡くカカオ、ブラウンシュガー。
【フィニッシュ】
やや辛さを感じながら、スモーキーで適度なシロップ感。
BBRの復刻ラベルがフルーティー寄りだったのに対して、コチラは糖蜜っぽい甘さ。
さらに適度な厚みも感じ、この2つのボトルだけを比較するとマーレイ・マクデヴィッドの方に熟成感を感じました。
そして、口をつけた時に感じた、ごく僅かなパフュームを思わせる石鹸香。
ここが決定的にBBRと違っていたと思います。
さて、皆様はどのように感じられましたでしょうか??
やっぱり次回はBBRの復刻ラベルのボウモア・・・
と、イキたかったのですが。
まさかの大失態!!
写真を撮り忘れていました・・・。
あの時は、ヘーゼルバーン12年に心を奪われていましたから・・・スイマセン。
いくつか挟んでから、改めてご紹介したいと思います!
#ボウモア #アイラ