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ザ・トリニティ3 ジェームス・マッカーサー

ジェームス・マッカーサー社の「オールドマスターズ」より「ザ・トリニティ3」。
アイラ島の人気シングルモルト、「アードベッグ」・「ラフロイグ」・「ボウモア」の3種類をヴァッティングさせた、いわゆるヴァッテッド・モルトです。

ある意味、最強ですよね。
アイラ好きには「最嬉」、アイラが苦手なら「最狂」と書くべきなのかも(笑)。
好んで飲むわけではなく、たまに思い出したようにオーダーしていますが、以前よりは味わいが分かるようになってきた気がしますので、この辺で記事にしたいと思います。

ザ・トリニティ3

写真がブレていますが、酔っ払いによる撮影なのでご容赦ください…

さて、この「ザ・トリニティ3」は、2000年蒸留の7年。
アルコール度数は59.8度。
「トリニティ」とは、「三位一体」のことです。
そして冒頭でも触れたように、「アードベッグ」・「ラフロイグ」・「ボウモア」の3種類をヴァッティングさせたもの。スモーキーとピーティーは保証付きですね。

以前のバージョンは3種類の比率が、それぞれ「アードベッグ」…50%、「ラフロイグ」…45%、「ボウモア」…5%でしたが、これはどうでしょう?詳しく聞いていないので分からないのですが、味わい的には同じくらいなのかな、と思います。

【色】
淡い黄金色。
クリアでサラッとしていて、オイリーな印象はありません。

【香り】
強烈なスモーク香と薬品のような香り。…病院のような感じです。
最初に強く意識するのは「アードベッグ」、次にややフレッシュさを伴って「ラフロイグ」でしょうか。「ボウモア」のスモーキーな中にある上品な甘い香りは、まったく感じられません。
レモンの皮、潮風、磯にいるような感覚。

【味わい】
飲み口は、非常にドライで刺激的なスパイシーさを感じ、一瞬で口の中に尖ったスモーク香が広がります。予想通り、いや予想以上でしょうか。
ものすごくパワフルです。
徐々にグレープフルーツのような酸味や苦み、フレッシュで軽い甘さが現れてきます。酸味は磯の香りと合わさって、塩っぽさにも感じられます。
ピーナッツのようなナッツ類の味わいも。

【フィニッシュ】
軽快で爽やかな余韻がありますが、それほど長くはない印象でした。
ですが、しばらくスモーク香が残ります。

この感じが好きな人はクセになるんでしょうね。

ところで、「ボウモア」は何処へ行ってしまったのでしょう?
推測ですが、おそらく全体をまとめる役割なのかな、と思います。
「ボウモア」のまろやかさによって、他の2つの個性を上手く調和させているような気がしました。

#アイラ

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