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アムルット ブラックアダー

出された時は、「キタ―ッ♪」って思いました(笑)

噂のインド産シングルモルト、「アムルット」です。
ブラッカダーから出ているのは知っていたのですが、さすがにインド産ということもあって躊躇していましたし、これは置いていないだろうと思っていたんですよね。

で、目の前に置かれた「ブラッカダー社」のアムルットです。
非常にバランスの良い味わいと、しっかりとした甘さに驚きを覚えたシングルモルトでした。

アムルット
ブラックアダー

インド産シングルモルト。
インドとウイスキーが頭の中で全く結びつかなかったのですが、英国領時代があったインド国内では、ウイスキーを飲む習慣がしっかりとあって、この「アムルット」もインド南部のバンガロールという都市にある「アムルット蒸留所」で造られています。
蒸留所が標高3000フィート(約900m)の高地にあり、おそらく最も標高の高い土地にある蒸留所ではないか、とのこと。
ちなみに「アムルット」とは「神の飲物」という意味だそうです。

そして僕は、ブラッカダーからリリースされるまで存在を知りませんでした。
もちろんオフィシャル・ボトルがあることも…。
初心者にとってはスコッチだけで精一杯なんです。

さて、気になる味わいですが…。

シングルカスク。アルコール度数は46度。
熟成年数が書かれていないのが残念です。

【色】
鮮やかなオレンジ、小麦色、見方によっては赤みがかった金色。
シェリー樽ですね。

【香り】
最初の香りが非常に特徴的です。
ふわっと甘いオレンジに似た柑橘系の香りがしたかと思うと、同時に奥の方から香草系の香りがします。インド雑貨の店の前を通ったときの匂いに良く似ています。
しかし、この独特な香りも消え、今度はバニラやビスケットの香りがします。

【味わい】
非常に甘い!というのが第一印象です。
最初はフレッシュなフルーティさを感じたのですが、すぐにシロップのような甘さが広がります。しっかりとした深みのあるコクもあって、「キワノモ」という偏見は完全に無くなりました。

【フィニッシュ】
伸びやかで豊かな甘さが続きます。
少しドライ?もしくは酸味のようなもの?も感じましたが、さっぱりとして好印象です。

最初の独特な香りに少しクセがありますので、キツイ味なのかと思いましたが、飲んでみると非常にバランス良く、飲みごたえがあると思います。
ただ、個人的には少し甘さが強かったかもしれません。
トータルで言えば、まさかの大逆転、意外に美味しかった、というのが感想になるでしょうか。面白いものを飲んだなぁ、という感じで満足の1杯。

試してみる価値ありだと思います。見かけたらぜひ。

#インド #その他の地域

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