The Scotch Malt Whisky Society(以下ソサエティ)のハイランドパーク。
カスクストレングスでアルコール度数は60.7度。
蒸留年は99年4月、ボトリング数236本。コード4.126。
ソサエティは、すべてコード・ナンバーで管理されていて、蒸留所名がボトルに書かれていないのが特徴です。蒸留所名に捉われずにモルトの味わいを愉しむ、ということなんですね。
さらに、ソサエティの商品を購入するには会員になるのが必要…というわけで、飲むには会員になるかBarに置いてあるものを飲む、ということになります。
今回はハイランドパークの9年。
ソサエティによると「ビーチの焚き火」と評されています。
潮風とスモーク香、そして素朴さを感じる刺激的な味わいでした。
ハイランドパーク
1999 9年
華やかで蜂蜜のような味わいは抑えられ、感じるのはパワフルで刺激的な味わい。それが第一印象でした。
もちろんカスクということもあるでしょうが、それにしても尖がっていますね。
【色】
小麦のような金色。オフィシャルの12年を若干薄くした感じです。
【香り】
アルコールの刺激と強いスモーク香をまず最初に。
そして、ほぼ同時に潮の香りを感じます。まさに「ビーチで焚き火」です。
ほんのりと香るのはパイナップルのようなジューシーで酸味のある甘い香り、削りたての材木っぽい香りもあります。
【味わい】
飲み口は非常にドライで刺激的。舌がヒリヒリします。
口当たりは、少しだけオイリーさがあって、それが口にまとわりつくような印象を与えるのでしょうか。そして、潮の香りと鼻につくようなスモーキー・フレーバーが口中に広がります。
このスモーキーさは、焚き火のようでもあり、タバコの灰のような感じもします。ほんの少し感じる甘さは、ハニー・トーストのようです。穀物香が豊かなんですね。
【フィニッシュ】
キレがあって、スモーク香が鼻に抜けていきます。やや短め。
今回は加水せずに、一気に飲んでしまいました。
全体的な印象はスモーク香りが強く、深いコクはあまり無かったように思います。
ちなみに、SMWSのテイスティングは…
変わったメイクのサンプルはカークウォールの東側にある蒸留所のもので、パネルの間では討論を巻き起こした。加水する前は香はヒースで覆われた原野からの風。
それはビーチを通り過ぎ、蜂蜜の甘さ、燃やした炭を感じる。 味は甘い洋ナシ、マーヌーか蜂蜜そして焦端は、焼塊に似ている。一滴の加水で、香りはヒースの蜂蜜、砂糖をかけたレモン、味はパルマバイオレットが現れ、塩、スパイス、かなりのスモーク、木炭 ?チャーした樽板をなめているようだ。.オークニー諸島のビーチを思い起こさせる。
焚き火のドラム。
う~ん、1/3くらいは合っているでしょうか??
ま、まぁ、個人差がありますしね(汗)
結局、味わうのは自分の舌ですし…
#ハイランドパーク #アイランズ