ボウモアのマリナー、ボトルにシルクプリントでラベル絵が施されている旧瓶です。
調べてみると、'９７頃まで免税店向けとして販売されていたものを一般向けにリリースしたとのこと。
というわけで、僕が実際目にしたときには既に市販されていたわけです。
だって、'９７年って僕、大学生ですし（笑）
当時はシングルモルトなんて名前すら知らなかったですし、
「ウイスキー＝茶色の酒＝オッサンの飲み物」
という式が頭にありましたしね。
ボウモア
１５年 マリナー
旧プリントラベル
まさに「マリナー」の名前にふさわしいですよね。
荒々しい力強さだったり、穏やかに揺れるようだったり・・・。
【色】
やや赤みがかった濃いゴールド。
【香り】
爽やかな磯の香りと淡くスモーキー、滑らかな甘い香り。
香りだけだと、穏やかで滑らかな印象を持ちます。
磯の香りは、やや軽めの潮っぽさを感じ、スモーク香は灰のよう。
クランベリーなどのベリー系の甘い香りが、香りに厚みを感じさせます。
ラムレーズン、スモークチップ、遅れて薬品っぽい香りも。
【味わい】
香りの印象に反して、全体的に力強い味わいを感じますね。
海藻系の風味と、洗剤のようにパフューミーな香りが一気に広がります。
グレープフルーツの苦み、輪ゴム、湿ったボール紙。
干しブドウやジャムのような濃い甘さと、フローラルさ、お香のような香りが口の奥に感じられ、華やかなながら重厚な味わいですね。
ガリッとしたピート感とアルコールの風味が舌に強い刺激。
【フィニッシュ】
クリーミーなパフューム香を鼻の奥に残しつつ、フルーティーな余韻。
口中に塩気、植物系の風味が残ります。
やはりインパクトの強さはパフューム香なのですが、それ以上に香りからは想像できない力強い味わいが、このボトルの個性を感じさせるような気がします。
以前はパフューム香が苦手だったのですが（今も敬遠しがち）、これならイケる!?
・・・そんな感想を持ちました。
やや辛めの味わいにも力強さを感じ、この辺はカナリ僕好みでした♪
#ボウモア #アイラ