ハイランドとスペイサイドって、どこに違いがあると感じられますか?
「おいおい、違いは蒸留所でしょ?そんな地域毎でざっくり聞くなよ」
なんて、おっしゃらないで下さいね(笑)
十分理解した上で、あえてこのような書き方をしたのです。
個人的には、ハイランドには「端正なドライさ」を感じるんです。
ざっくりとした感想ですが。
で、今回は「プルトニー」
いかにもピアレスな美味さ。でも何か腑に落ちない。
ちょっとした違いを頭で理解しようとすると、すっごく大変ですよね。
いろいろ考えて、結局は自分の舌が感じたままが自分の中の正解でした~
・・・みたいな?
1977 26年
ピアレス・ダンカンテイラー
蒸留年:1977年
瓶詰年:2003年
53.5%
塩っぽいと評されるプルトニー。
僕も、そう言われていたので、そういう特徴のモルトだと思っていました。
実際に飲んでみても、そういう味わいがするんですよね。
不思議なもんです。
まるで、前回の記事のようですね。
ところが、このピアレスは様子が違っていたんです・・・。
【色】
濃い紅茶、ダージリンとか? くすんだ茶色に淡く黄色。
【香り】
マスカット、バニラにハーブ系の植物香。
ごく僅かですが、消しゴムのような香りがフッと香り、すぐにフルーツ香に包まれます。生のシィークワサーのよう。
思ったより平坦で直線的。
【味わい】
シロップのようなペタッとした甘さが口にまとわりつく飲み口。
ドライで、ややピリッとした刺激を感じつつ、金柑のような味わいがジューシーに広がります。柑橘系の酸味が清々しくフレッシュ。
ブドウ系かと思いきや、アプリコット・ジャムに近い甘さが。
少し置いてピーナッツのように軽いナッティー、もしくはビスケット。
【フィニッシュ】
フレッシュ、クリーンで爽やか。砂糖付けのレモン。
むぅ・・・塩っぽさが感じられず。舌がオカシイのか?
僕が強く感じたのは、塩っぽさよりも柑橘系の酸味。
香りを嗅いだときは、もう少し深い味わいなのかな~、と想像したのですが、
思った以上にスッキリ&ライトな味わいだったので、このギャップは面白いですね。
上品でクセが無く、スマートな印象でした。
それにしても、ほんの少し香った消しゴムっぽい香りは何だったんだろう??
1回感じとってしまうと、次に飲んでも大抵同じタイミングで、そう感じてしまうことってありますよね。逆に全然違うこともあるし・・・。
やや平坦だと感じたからか、何かを探そうと一生懸命になっていたのかも。
なんだか、まとまりのない事を書いてしまいましたが、じゃどうなの?と聞かれたら。
いや~美味いですねぇ♪
#プルトニー #ハイランド