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マクダフ 1989 ウィルソン&モーガン

マクダフって蒸留所名なんですよね。
ボトラーズが蒸留所名でリリースしているのだそう。
オフィシャルでリリースされているものは「グレン・デヴェロン」。
「マクダフ」名義だと、何度か飲んだことはあるのですが、
「グレン・デヴェロン」だと、ほぼ皆無。
うっすらとした記憶も無いので、多分飲んだこと無い・・・かも?

デヴェロン川の流域にある蒸留所で、バンフの近くらしいですね。
東ハイランドってことになるわけですが、地理的には限りなく
スペイサイドに近いってことになりますね。

さて、今回ご紹介するのは、ウィルソン&モーガンのマクダフ。
フレッシュで豊かな麦芽香と、濃い甘さのバランスが素晴らしい1杯でした♪

マクダフ 1989
ウィルソン&モーガン






ポート・フィニッシュ 46度

冒頭、「グレン・デヴェロン」と書きましたが、読み方は複数あるみたいです。
「グレン・デブロン」、「グレン・デュヴェロン」などなど。
読みたい方で読んでいいと思うのですが、発音的にはどうなんでしょうね。

【色】
薄い茶褐色。ややオレンジがかった紅色。

【香り】
非常に豊かな麦芽香と、淡いキャラメルの甘い香り。
甘い香りが強いのですが、フレッシュさを伴う香りなので
しつこさを感じさせず、スッキリとした印象です。
オレンジの奥にレモン・シャーベットを感じる気もします。
若い木香、樽の香りのようにも感じますね。

【味わい】
フレッシュでクリーンな口当たり。
滑らかでオイリーさは少なく、荒々しさも感じさせません。
すぐに麦の香りが口中に広がり、同時に濃い糖蜜が生クリームのような滑らかさを伴ってきます。すごく優しいですね。
ほんの少し草のような植物系の青臭さも。

最初の麦芽感と後半の甘さが、ハッキリと分離している印象。
そのためか、初めはバラバラな味わいで、雑な感じでしたが、
時間が経つにつれ、甘さが調和してきます。

【フィニッシュ】
フレッシュさからか、少しピリピリとした刺激を感じつつ、
オレンジチョコのような甘さが残ります。
グラスに残る甘い香りがキャラメル・マキアートのよう。

深く濃い味わいではないのですが、ハッキリとした甘さと豊かな麦芽香が、
ゆったりとした優しさを感じさせてくれる気がしました。
個人的には、好きな味わいです♪

で。

試しに、とオフィシャルを少しだけいただきました♪
イタリア向けとのこと。ラベルが菱形じゃないんですね。

うん、なるほど。
オフィシャルと比較すると、ポート・フィニッシュとの違いが鮮明です。
フィニッシュ系の甘さが「取って付けた」ようにも感じられます。
ですが、それが悪いって気はしませんでした。

それぞれ美味いってイイですよね~♪

#グレンデヴェロン #ハイランド

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