オフィシャルよりも1年だけ若い「クライヌリッシュ13年」
「JOHN MILROY SELECTION」より。
1992年蒸留、2005年ボトリング、アルコール度数46度。
さすがに若いモルトということで、ドライでややスパイシーな印象です。
フルーティーでフレッシュな甘さは抑えられ、ナッティで穀物の甘さを感じるシングルモルトなのですが、オフィシャルと比べて全く違うな、と感じた点が1つ。
香りが強いんですよね。
JOHN MILROY
なんだか、すっかりクライヌリッシュのトリコになってしまった僕。
軽やかでありながら複雑、穀物香や樽香がまろやかに絡み合った味わいが魅力的で、ついつい同じものを頼んでしまうため、クライヌリッシュだけで終わってしまう日も…(笑)。
そんな中で面白いと感じたのが、この「JOHN MILROY COLECTION」。
【色】
鮮やかで少し曇った小麦色。
淡く繊細な色をしています。
【香り】
みずみずしくフレッシュな柑橘系の香りを最初に感じ、続いてアルコール香と甘い穀物香。ゆっくりと立ち昇るクリーミーでオイリーな香り。草のような香りもあります。
グレープフルーツかミカンの皮と洋ナシ、バター、ミントの葉。
【味わい】
飲み口は、ほんの少しスパイシーですが、これはアルコールの刺激。
穀物香と絡み合って、ジンジャーのようにも感じますが、それにしてもジューシーな柑橘系の味わいが広がりますね。
バタークッキーとバニラ、蜂蜜、クリーミーな甘さが口中に広がります。
【フィニッシュ】
軽快で短い余韻ですが、喉にピリッと刺激を感じます。
フルーティーな酸味が心地よく感じられます。
個人的には、軽快さとドライさがありながら、全体を調和のとれた甘さが包み込んでいるような印象です。
最初の華やかな香りが素晴らしいと思います。
これは美味いですね。ガブ飲み専用です。
最初の1杯、気持ち良くグイッといきたいモルトでした。
#クライヌリッシュ #ハイランド