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ブルイックラディ1992 11年 エイコーン

最近、新商品の展開が早い(というか目まぐるしい)ブルイックラディですが、このエイコーンのホワイト・ラベルは、約5年ほど前にリリースされたもの。

このブルイックラディ、最近の豊かで個性的、様々な種類をリリースしているブルイックラディから飲み始めた方にとっては、新鮮な驚きがあるのではないでしょうか?素朴で純粋な味わいを感じるシングルモルトでした。

ブルイックラディ1992 11年
エイコーン・ホワイトラベル

蒸留年:1992年
瓶詰年:2003年
バーボン・カスク

蒸留所のオーナーが、インヴァーゴードンからマーレイ・マクダヴィッドに替わる前の樽からエイコーンがボトリングしたもので、2004年頃のリリースだったかと思います。
約5年前というと、僕が真剣にシングルモルトを飲むようになった頃。
それまでは、知っているモルトを数種類だけ飲むような感じで、深く追求しているわけではなかったんですよね。価格的にも決して安い酒ではないですし。今では、すっかり金銭感覚も麻痺してしまっていますが(笑)

【色】
薄い黄色。やや曇った淡い色です。

【香り】
やや強めのアルコール香が鼻につくような刺激。
やはりピート香はほとんど感じられませんでした。
若々しくフレッシュなバニラとバターのような香りは、バーボン樽によるものでしょうね。

【味わい】
飲み口は、オイリーで塩っぽくドライ。やや辛口です。
渋みというか、悪い言い方をするなら「エグさ」を感じる飲み口。
味わいは、ヘーゼルナッツやピスタチオなどのナッツ類、穀物香が強い味わいで、素朴ながらクセのある味わいです。シリアルのようですね。
ほんのりとバニラのような甘さも感じられますが、やわらかく爽やかに感じられる程度です。

【フィニッシュ】
意外にも長い余韻。
フワッとした柔らかなバニラ香、穀物香が続きます。

全体的に変化のない統一された味わいで、素朴な印象だったのですが、飲み口にゴリッとしたエグさを感じます。

加水せずに愉しんだ方がイイかもしれません。
後半に加水して、香りがマイルドになったのですが、もともと柔らかなモルトだったようで、味わいがクタクタになってしましました…。

#ブルイックラディ #アイラ

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