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グレンモーレンジ アスター

去年の夏に話題になったグレンモーレンジのアスター。
当時は、樽材からこだわったこともあって、その味わいが大注目されていましたっけ。
しかも、かなり美味かった。想像以上に。

バランス良過ぎる云々などと雑音も聞こえておりましたが、少なくとも僕にとっては、かなりの美味しさだったと記憶しています。
すぐに無くなっちゃったので、もう飲めないのかなぁ、と思っていたのですが、最近また飲む機会があったのと、このブログで紹介していなかったこともあり、今回ご紹介したいと思います。

グレンモーレンジ
アスター






毎度毎度のアラい写真ですが…フラッシュ使っていないのでご勘弁を…。

このアスターを造るにあたって、グレンモーレンジ社の熱意は、発売当時から宣伝として良く目にしてましたが、ここで簡単に紹介したいと思います。

ゲール語で「旅」を意味する「アスター」は、まさに「旅」のような道程を経て誕生したモルト。
その誕生は1985年に遡ります。
完璧なシングルモルトを造ることを目指して、グレンモーレンジの蒸留・製造総責任者ビル・ラムズデン博士は、アメリカ ミズーリ州のオザーク山地でホワイトオークを選びました。
選ばれたオークから切り出された「樽板」は、2年間以上屋外で乾燥させられ、テネシー・ウイスキーの熟成に4年間使用されます。
その後、空樽をグレンモーレンジ蒸留所に空輸し、さらなるチェックを経て、残った樽のみスピリッツを注ぎ込み、長期間熟成された後、グレンモーレンジ・アスターとなります。

これが「デザイナーズカスク」と呼ばれる所以ですね。

さて、そんなグレンモーレンジ・アスターの味わいは…

【色】
レモンの皮に近い輝くような黄金色。

【香り】
まず爽やかな木材とレモン、蜂蜜の香り。
そして、やや強めのアルコールの刺激があります。100プルーフの強さでしょうか。
バニラアイスのようなクリーミーな甘い香りと同時に、スポンジケーキ、ナッツの香りが繊細な印象を与えています。全体的に非常にクリーミーで豊かな香り。
コクのある香りではありませんが、モーレンジらしい香りです。

【味わい】
滑らかな舌触りで生クリームのようです。
ヨーグルトのような酸味と味わい、そして豊かな麦の香り、さらに若々しい樹皮を感じます。
ピリッと刺激のあるシナモンのようなスパイシーさと、シリアルのような穀物香はバーボンに由来するものでしょうか。柔らかい味わいの中に若々しさがありますね。
バニラのような香りは、ホワイトチョコのような滑らかで柔らかな甘さを感じさせ、ピーナッツのような香りもあります。様々な刺激と味わいがクリームの層に包まれたような味わいです。

【フィニッシュ】
サワークリームと、シュガーをかけたシリアル。
ややクリーミーさが口中に残る感じが、カスタードクリームのような余韻を残します。

う~ん、やっぱり美味いですね!!
もう1回と言わずに、何度も飲みたくなる味わいです。

#グレンモーレンジ #ハイランド

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