「・・・これ、シェリー(樽)ですか?」
思わず、そう聞いてしまいました。
それくらい甘さを感じたのですが、「シェリー(樽)ですね?」
という聞き方じゃなかったのは、どこか引っかかるものがあったから。
バーボン樽。アメリカン・オークでのフィニッシュ。
アメリカン・オークって、こんなに甘くなるんですね~。
意外でした。嬉しい意外性♪
エクスクルーシヴ・カスク
蒸留年:1998年
瓶詰年:2009年
アメリカン・オーク・フィニッシュ 52.7%
「エクスクルーシヴ・モルツ」のクリエイティヴ・ウイスキー社からリリースされた、
新シリーズ「エクスクルーシヴ・カスク」です。
何よりも目を引くのは、このキラキラなラベルですね!
写真では分かりづらいのですが、実物はマジでキラキラなんです。
さて、このキラキラ・ラベルの味わいは・・・?
【色】
濃い茶褐色とオレンジ色。濃さのなかに鮮やかさが見えます。
アールグレイっぽい印象ですね。
【香り】
実に複雑な香りです。
まず、やや軽やかながら強く主張してくるスモーク香。
同時に濃い磯の風味と、糖蜜のような甘い香り。
ハーブ系の植物香も。
ミルクキャラメルのような滑らかな甘い香りが強くなっていきます。
【味わい】
口当たりはスムースで柔らかですが、しっかりとした力強さを感じます。
飲んだ瞬間にスモーク感が口中に広がり、塩昆布や海苔のような磯風味。
ほんの少しだけ舌の上にバナナの風味を感じますが、すぐにスパイシーさが表れます。野イチゴのような酸味のあるベリー系。
思った以上にウッディ。
【フィニッシュ】
グラスに残るほど黒蜜の風味を感じながらも、ジンジャーっぽい刺激。
ウッディな余韻が長く、紅茶葉のような爽やかで豊かな風味も。
シャリー樽の渋みやエグさを感じなかったものの、
甘さが強く感じられた点が、シェリー樽かと思わせた理由なのかも。
個人的には、ボウモアの上品な滑らかさが突出している気がしました。
スモーク感やピート香は控えめながらハッキリと感じることができ、
磯の風味も感じられるトコロがイイですね♪
最後になりますが、リンクさせていただいているきゃず3様のテイスティングを、
ぜひ参考にしていただきたいと思います。
いつもながら勉強になりますよ!
>『とりあえずブローラで』 はるばる行った先で
#ボウモア #アイラ