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THE CASK of HAKUSYU1993

サントリーの「THE CASK」シリーズの1本。
去年3月にBar限定で発売された「THE CASK of HAKUSHU」。
「THE CASK」シリーズは、多彩な原酒の中から選ばれた
モルト原酒をボトリングしたシングルカスク・ウイスキーです。

白州からは「へビリー・ピーテッド・モルト1993」と
「スパニッシュオーク ボタコルタ1993」が発売されましたが、
今回ご紹介するのは「へビリー・ピーテッド・モルト1993」になります。
繊細でフレッシュな白州の味わいにプラスされたのは、
ピリッとした刺激とスモーキーな香りでした。

THE CASK of HAKUSHU
HEAVILY PEATED MALT 1993






写真をご覧頂いても分かるように、もう少しで無くなってしまいます。
ちなみに「THE CASK of YAMAZAKI」の方も、去年の早い段階で何度か頂いたのですが、こちらはもう残っていませんでした。
ただ、飲んだ際のメモは残っているので、そのうち書きたいと思います。

この白州は、その名の通りピート香が強いシングルモルトですが、
あくまでも「通常の白州と比べて」ピート香が強い、ですのでお間違いの無いように。
製造の特徴としては、バーボンの空樽を白州蒸留所で組み替え、
ホッグスヘッド樽で14年熟成させたもの、だそうです。

【色】
鮮やかな黄金色。
少し黄色がかった繊細な印象が、いかにも白州らしい色。

【香り】
まずしっかりとスモーク香が感じられ、柔らかなシロップのような甘い香りが。
新鮮な麦の香り、バニラのようなクリーミーさ。

【味わい】
飲み口は、ややドライな刺激が最初に感じられ、すぐに香ばしい穀物の香り。
スッキリとクリアな味わいで、レモンのような爽やかなフレッシュさ、続いてクリーミー。
甘さが非常に淡く、しっかりとした厚みを感じます。
酸味、または少しほろ苦さも。この複雑さが堪りませんね。

【フィニッシュ】
ほんのりスモーク香を感じますが、すぐに消えていきます。
レモン、スイーティーのような、みずみずしい柑橘系の香りが長く続きます。

スモーク香は思っていた以上に控えめで、あまり主張しませんが、
逆にスッキリとした味わいを存分に愉しむことができると思います。
去年のリリースということもあって、現在はなかなか飲めるチャンスが無いかもしれないので、
見かけたらぜひ飲んでみてほしいシングルモルトでした。

#白州 #ジャパニーズ

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