前回のグレンアギーに続いて、「チール・ナン・ノク」より。
今回はローズバンクです。
以前、何度か飲んでいるのですが、印象が変わったのと、
せっかくだから、同じシリーズで続けて紹介しようかな~なんて(笑)
1989 16年
チール・ナン・ノク
蒸留年:1989年
瓶詰年:2006年
ローズバンクって、何というか温かいですよね。
気合いを入れずにすむ、というか、気軽に飲めるというか。
あ、決して格下と捉えているわけではないんですよ。
ホッとする味わいってコトです♪
【色】
クリアな琥珀色。やや赤みがかっているでしょうか。
強烈に濃い色では無く、淡く繊細。
【香り】
フローラルな甘い香りと、柑橘系のフレッシュさが、アルコールに包まれている感じ。
フワッと広がります。すごく繊細で、あまり主張がないような気も。
フローラルな香りは、やがて植物系の香りが強く感じられてきますね。
レモン味のキャンディー。バニラアイス。
【味わい】
飲み口に、ややオイリーさを感じますが、すぐにサラッとしてきます。
マシュマロのように滑らかで、わたあめのように軽やかな甘さがあります。
やがて、マーマレードのような甘さを感じますが、酸味は無くフレッシュ。
クッキーやビスケット?のような味わいも。
レモン味のキャンディーかシャーベット、バニラアイス。
芳香剤も少し感じました。
後で気付いたのですが、花の蜜に近いような気がします。
すごく懐かしい甘さ。
【フィニッシュ】
繊細な甘さなのに、意外なほど温かみのある余韻です。
奥の方から、ゆっくりと温かさが昇ってくる印象。
全体的に淡い印象でしたが、フィニッシュの温かさが心落ち着かせる感じです。
前は、もう少しシェリーの味わいが強かったような気もしますが、
今回は、優しさを強く感じたように思います。
"花の蜜に近い"と書きました。
皆さんは、ハイビスカスをご存知でしょうか。
昔、僕が小さい頃、家の周辺、小学校の花壇、通学路など、いろんな所に
ハイビスカスが咲いていたんですよね。
ハイビスカスって、花の根元からポキッと、簡単に取れちゃうんですが、
季節によっては、根元に蜜が溜まっているんです。
小さい頃は、それを吸っては捨て、吸っては捨て…(笑)
ふと、あの甘さを思い出しました。
意外と自然育ちの沖縄出身者の昔話です♪
皆さんも、旅行に行かれた際には、ぜひ試してみてください。
あ、やらないですよね…(笑)
このローズバンク、仕事で疲れた日に、最初に飲みたいな~と思いましたよ♪
#ローズバンク #ローランド