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ボウモア14年 津之喜酒舗×キングスバリー

非常に繊細ながらも、しっかりとした重さを感じる味わい。
「これが京都のイメージなのかな?」
と、想像しながら飲むと、また違った愉しみ方ができます。

京都の津之喜酒舗とキングスバリーのコラボレーション・モルト、
「ボウモア14年」です。

リリースと同時に、関西の方ではあっという間に売り切れてしまうようで、関東には、あまり入ってこないとのこと。
去年のリリースで4年連続リリースされているんですね。

A Special Bottling For KYOTO
ボウモア 14年
キングスバリー・津之喜酒舗




ボトルのデザインが、めちゃくちゃカッコいいですね。
シンプルなデザインに、「京」の文字。
筆書きの一文字なのに、なぜか絵のように感じられます。

キングスバリーの樽を、京都の津之喜酒舗プロデュースのもと、京都・大阪のBarの皆様が共同購入されたんだとか。
この「ボウモア」意外にも、ローズバンク、スプリングバンク、クライヌリッシュ、ストラスアイラなどがリリースされているようです。


【色】
赤みがかった琥珀色で、ややオレンジも。
一目でシェリーですが、曇った薄茶色にも見えます。

【香り】まずスモーク香が一気に広がります。
ちょっと粉っぽさを感じるくらいの強いスモーク香です。
パフューム香は感じられず、レーズンの香りが全体を包み込むよう。
その奥にシリアル系の穀物の甘い香りを感じます。

【味わい】
飲み口は、ドライでパワフル。
オイリーさは少なく、サラッとしています。
紙を燃やしたような煙たさと、濃いフローラル、ラムレーズン。
アルコールの刺激で徐々に舌が包み込まれるときに、柔らかな塩っぽさとナッツ、フルーツケーキ、桃。
ここでもスモーキーさが全体を支配します。

【フィニッシュ】
意外に細く短いですね。
鼻の奥にスモーク・チップと薬品のような香りを感じ、軽やかに消えます。

ボウモアらしくない、というのが正直な感想です。
何と言うか、ボウモアの香りが足りないような気がしますが、アノ石鹸香は大嫌いなので、コレはコレで美味しいです。

出された時に、これはボウモアだということが分かっていたので、ボウモアだと思って飲んでしまうわけですが、ブラインドで出されたら、当てられるかどうか微妙です。たぶん今の僕では無理でしょう…。

だって、心の中で(若いラガヴーリンっぽい)と感じていたのですから(笑)

関東にお住まいの方、最近では注文されて入荷しているBarも結構あるようですので、見かけたらぜひお試しください。

#ボウモア #アイラ

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