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かっぽ酒に酔いどれる

2/21、建築士会がらみの研修会(勉強会?)で、高千穂の天岩戸に行ってきました。
宮崎に住んでいるくせして、高千穂ってほとんど行ったことがなくて(学生時代に一度行ったきり・・・)、ワクワク。

目的はと言うと、天岩戸の横にある門前町と言う小さな町の、まちづくりのお手伝い。
建築と何の関係があるのかしらん?なんて怪しみながら行ったのですが、意外に建築的な活動で驚きました。
私の担当した作業は、日向やさんと言う古い古い建物(既に廃墟)のクリーンアップ。
通り沿いの壁の汚れを落して、柿渋塗装を施しました。
まー、この塗料の臭いの何のって。
柿渋って言ったら、なんとも渋い色合いでなかなか趣きがあるのですけど、こんなに臭いとは知りませんで。何かが腐ったニオイ。
そもそも出かける前に、連絡をくれた担当者のF氏に「屋外での作業ってことは汚れますよねぇ?」って確認したのに、F氏ときたら「まさか~。大丈夫っすよ~。」なんて言うから普通に普段着で行ったのに。
足場に登らされて軒下の垂木だのを塗っていたら、柿渋が上からポタポタと・・・。くっさいです・・・。
とくにかく奮闘の甲斐あって、日向やさんは見事にリニューアルされたのでした(正面だけ)。
ちょうちんでもぶら下げたらまるで『千と千尋の神隠し』やな~、なんて役場のおじさんも嬉しそうでした♪良かったよかった。

そんな私の後ろでは、他の参加者が竹を使って夜の懇親会で利用する小屋作りに励んでました。
竹を組んで骨組みにして、壁のかわりにむしろを垂らしてできあがり。
これどこかで見たことあるなあ・・・。あ、時代劇でよたかの女性がお客さんを連れ込む小屋だ・・・。って思ったけどもちろん黙ってました。
その向こうでは、やはり懇親会で使用する、食器を竹で作る皆さんが。
(昼間の作業の目的って結局、夜の懇親会だったような気がする・・・)。

まあとにかく、暗くなると共に満を持して懇親会がスタート!
めらめらと燃える炭火に竹の筒が投入され、初かっぽ酒~~~。
美味い。美味すぎる。こんな美味い焼酎は初めて。
参加者は宮崎県内の様々なところから集まっていて、県内の様々な焼酎が持ち寄られていたので、「こりゃー味を比べながら飲まなきゃだな!」と張り切っていた私なのですが、飲みだしたら銘柄なんて関係なしに、竹筒にどんどん注ぎ足す~皆で寄ってたかって飲む~の繰り返し。
振り返ったら一升瓶がゴロゴロ。豪快やわあ。
酒のつまみは、地元の奥様連中の手作りのしし鍋や煮しめ。参加者持ち寄りの海産物や肉を炭火で焼いていただきました。
ああ幸せ。

そして盛り上がってきた頃に、神楽舞いが~。今宵は特別にストリート神楽でござる。
神楽舞いの後ろにあるのが、くっさい柿渋塗装を施した「千と千尋の日向やさん」。

ええと、あっと言う間に酔っ払ってしまったので、この夜撮影した写真はこれ一枚きり(涙)。

21時を回った頃に、皆べろんべろんの状態で撤収作業を開始。
なんでこんなに早くにかと言うと、天岩戸温泉が22時までの営業だから!!!
フラフラしながら温泉に入り、民宿でゆっくり休んだのでありました。

地元の人に聞いた話。
天岩戸に篭ったアマテラス大神を引張り出すために、ウズメノミコトが踊った話は有名ですが、なんと裸踊りだったのだとか。
葉っぱで前を隠し後ろを隠ししながら、日本初のストリップをやったのね。
そんなわけでウズメノミコトは芸能の神様として崇められていて、芸能人などもたくさんお参りにくるのですって。

ウズメノミコト、最高。

#酒

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