ボウモア蒸留所の裏手から伸びる道は、延々と荒野(畑?)へ続いているようです。
このまままっすぐ進むのは、ちょっと不安だったので、畑の中を右折します。
誰もいない農道をてくてくと歩きます。
「夕暮れ」というより、「黄昏 たそがれ」・・・そんな青い時間が続きます。
いつの間にか、小学校や民家のある通りに戻ったようです。
植木や庭など、そういう雰囲気のないさっぱりとした民家が多いです。
もしかしたら、人が住んでいないのかもしれません。
「シングル・モルトの聖地」などと浮かれる気分が急速に冷めてゆくほど、静かで寂しい街並みです。
この島にとって、「素晴らしいお酒がある」とも言えますが、「お酒しか・・・」と急に思ってしまうほど、寂しさを感じます。
それとも、自分が感傷的になってしまったのでしょうか。
広場のインフォメーション近くでは、子供たちが元気に遊んでいます。
「子供の遊び声って、どこも一緒だなぁ。」と思ってしまう明るさと暖かさ。
少し冷えていた気持ちが、ほっとします。
郵便ポストは、日本より真っ赤。
ロンドンの2階建バスと同じ色でしょうか?
黄昏の散歩はこれにて終了。。。お腹が減りました。
#アイラ島