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ボウモア・ハーバーインホテル

前の車に続いてフェリーから降りると、そのまま道へ。
結構なスピードで進んでゆきます。自分の後ろにも、ずっと車が続いています。

ボウモアの町が、どの方向か良く分からないまま、前の車についていきます。
雨が激しくフロントウィンドウをたたき、視界は最悪。
このまま着いて行っていいのかなぁ?
俺はどこに向かっているのかなぁ?

だいぶ薄暗くなってきました。念のためライトを点灯します。

どこまでも続く直線道路を、時速70マイル(100キロ)以上の速度で縦列行軍していきます。
車間距離、短すぎです。後ろの車、煽らないで欲しいなぁ。
でも、自分だけゆっくり走って、ペースを乱してはいけないような雰囲気なのです。

途中、「ボウモア ○○マイル」の表示を見て一安心。

空港らしき施設を通り過ぎます。なんとなく、ボウモアに近づいてきたような気がします。
しばらく行くと、突然墓地が。

あれ~サークル・チャーチ?と思って、その建物の脇から少し広い道へとつながり、見晴らしが一気に良くなります。

その先に・・・暗い海が見えます。メインストリート!?

あっけなくボウモアの町に到着。
このメインストリートの行き止まりが、たしか今日宿泊するハーバーインのはず。

ハーバーインの小さな看板が見えます。やはり、ここはボウモアの町です。
とうとう到着したんだ~。

ゆっくりと宿の前に車を止めました。
そして車から降りて、大きな深呼吸をしました。

今日は、グラスゴーからキャンベルタウン往復を含み、結局200マイル(320キロ)を走ったことになります。

ハーバーイン http://www.harbour-inn.com/ は、思っていた以上にこぢんまりとした建物です。
重めの木のドアをあけると、女性のスタッフがいました。
少し疲れた笑顔で名前を伝え、2日間のステイであることを確認します。

私の部屋は、5号室。一番上の部屋とのこと。
少しきしむ階段を、スーツケースを持って登ります。

青色を基調にした絨毯。壁には船の絵が飾ってあります。
以前、アメリカで泊まったマリオットホテルを思い出しました。

大きな鍵を鍵穴に入れて、部屋に入ります。・・・豪華で広い・・・素敵な屋根裏部屋だ(笑)。

他の部屋がどんなか見ていませんが、本当は海の見える部屋が良かったなぁ。
でも、掃除は行き届いていて、とてもリラックスできそう。
チェックインの時に、「夕食をどうしますか」か聞かれたので、せっかくなので用意してもらうことにしました。

お風呂に入り、20:30からの夕食を予約。

メニューを見ると、夢にまで見たアイラ島産のオイスターの文字が!!!
ダース単位で注文するんですね。

一応、半ダースを注文。わくわくしながら待ちます。
そして生牡蠣6個を、あっという間に食べてしまいました。
食べ終わってから気づきます。「あー!写真を忘れてた!!」

メインディッシュは「スコッチ・サーモンのシンプルグリル、アイラのボイルドポテト添え」です。

牡蠣も鮭も絶品でした。
日本で食べるのとは、一味も二味も違っています。
添えられているポテトも、これまた美味しい。

イギリスの食事は、イマイチと言われていますが、少なくともアイラ島の食事は素晴らしいと思います。

食後はラウンジでゆっくり。コーヒーを運んでくれます。
ゆっくりとコーヒーの香りを楽しみながら、「本当にアイラ島にいるのかな?」
と夢の中のような心境です。
アクシデントも無く、さくっと到着してしまったからなのか、アイラ島にいる実感がとても希薄なことに戸惑う自分がいました。

#アイラ島

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