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ポートナヘイブン

時間は15時半。日没まで6時間はあるので、アイラ島1周にチャレンジ。
天気は曇ったり晴れたり、雨が降ったり。美しいポートシャーロットの街を後にして、一本道を南へ走ります。

道と電線と羊と海。
他にな~んにもない時間がしばらく続きます。

・・・

急に美しい港町が目の前に。ポートナヘイブンです。

急に広がった重苦しい雲の向こうに、灯台が建っていました。

「なぜこんな場所に港街があるのだろう?」ふと疑問に思ってしまいます。
おそらく、海運が交通の主役だった頃に栄えた街なのでしょう。
かつての面影が、街並みのあちこちに残っています。

海を眺めるベンチがいくつかあるので、晴れた日はもっと美しい街なんだろうなぁ。

この街を抜けると、道は急に農道のような雰囲気に。
一瞬、道を間違えているのかと思ってしまいます。

行けども羊ばかり・・・。少し寂しくなってしまいました。
そういえば、ラリーゲームで見たスコテッィシュ・ラリー。雨のステージです。
雨の打ちつけるフロントウィンドウと流れていく景色・・・。

しばらくそんな道が続くと、美しい入り江が広がりました。
ピート色の小川が流れて集まり、そして海へ。

浜辺は、何も人の手が付けられていない自然そのまま。ありのままの海と浜辺。
きっと昔のままの海辺。しばし車を止めて、眺めます。

「風の谷のナウシカ」の原作で、ユパがカイに乗って旅する最果ての海のような風景です。
(結構オタク情報でスミマセン。)

その先に「キルカラン・チャペル」という、古い朽ち果てた教会を見つけました。
入り口と壁だけが残された教会。いつ頃建てられたのでしょうか。数百年前?

手付かずの入り江と朽ち果てた教会。時の流れを感じます。
そして私の横には、何食わぬ顔で羊たちが草を食み続けていました。

#アイラ島

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