男の道具・・・

5.17　CIGAR NIGHT

男のこだわりほど、人には伝わりにくいのかもしれない・・・

アウトドア派の彼の愛用品 ” Leatherman ” 。

もう10年以上使っているという。

僕は想う。

使う事無く大切に保存しておく道具ほど、本来の意味の無いモノは無い。

いくら珍しく、高価であっても道具とは使うべきなのだ。

機械的。

アナログ的。

そんな ” モノ ” 等に、僕はたまらなさを感じる。

時計、靴、カメラ、バイク、車。

そして酒とグラスなどなど・・・

畳まれた状態を解放してあげると、色々な武器が登場。

こんな道具も男には堪らない。

僕にとっての仕事用の道具。

ソムリエナイフ、シェーカー、バースプーン、ペティナイフ、そしてグラス類。

10年程前、つま恋のワイン・パーティーで出逢った彼。

芯のワイン好き、そして彼の ” こだわり ” 。

ワインの鉛を剥がすとき、そこに彼のこだわりが出る。

そして僕が感じた彼一番の ” こだわり ” 。

それは、「酒は飲むモノ」。

集めるモノではない。

たとえ高価であり、稀少なワインであってもワインは飲むべき。

集めるモノではない。

武器のひとつペンチ。

ペンチにしてからシャンパーニュの針金で、繊細な椅子を作り上げる。

この ” こだわり ” 。

これが男の美学。

誰に伝わらなくとも ” 好きだから使う ” 。

それが一番　恰好が良いのだ。

大切に仕舞っている時計、それでは男の道具としての意味はない・・・

林檎館

FRENCH RESTAURANT & CIGAR BAR ” RINGOKAN “

〒436-0066　静岡県掛川市谷の口町69-3

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