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MARSMALT Le Papillon ヒメシロチョウ 駒ヶ岳#1483,3433


本坊酒造コメント
主に草丈の低い草原に生息し、シロチョウ科の中でも小型の「ヒメシロチョウ」がテーマの本商品は、
春に舞う可憐な白い姿をイメージして、
鏡板に桜材を使った樽とバーボンバレルで熟成した2樽をヴァッティング。

マルス信州蒸溜所で2015年に蒸留したモルト原酒をナチュラルカスクストレングス、
ノンチルフィルターで瓶詰したシングルモルトウイスキーの逸品です。

「2020年5月、長野冬季オリンピック跡地の草原は綺麗 に手入れされ、
たくさんの土筆が顔を出している。小さな白い蝶が見えた。
ツルフジバカマの新芽に産卵してい るヒメシロチョウだ。最近ではなかなか出会えなくなったが、
ここでは二つ三つと足元から飛び出して来る。
遠くには残雪の山々、そして満開の桜。穏やかな風に吹かれ桜の花びらのように
ふわりふわりと飛ぶこの蝶を時間も忘れて追いかけた。」

2015年に信州蒸溜所で蒸留した原酒の中から、2樽をヴァッティングすることで、
春に舞う可憐な白い蝶を表現したシングルモルトウイスキー。

 

香り
トップにラム酒漬けドレンチェリーの様な甘酸っぱさと
マルスらしく力強いホワイトオークの甘味と酸味が漂う。
少し時間を置くと桜餅(関西)の甘く華やかな香りに
ロッテのブルーベルーガム、金木犀、そしてニッキのハーブが開く。

味わい
穀物様の旨味や甘味を感じるとすぐに
プラムの酸味とタンニンの渋みが舌に広がり、
その後しっとりとブルーベリーガムの爽やかな甘味となる。
複雑ではなくシンプルで清々しい。

加水後
加水で蜂蜜の甘酸っぱさが開く。
桜餅の香りは桜葉漬けの香りになる。

味わいはバニラのクリーム感が開く。
ニッキ水掛け杏仁豆腐の清々しい甘苦さも感じられるが、
ブルーベリーガムの爽やかな甘味は変わらない。

後味
柴漬け(特有の酸味と塩味)の余韻が短く消えゆく。

総評
思いの外、桜を超えるニッキの香りが強く、
京都八ツ橋やニッキ水とブルーベリージャム入り桜餅の共演を想像する。

桜カスクだけでは相当に強く手に負えない個性だった原酒を
濃厚で良質なバレル原酒で割ったのかと想像してしまう程。

好きな方にはたまらなく美味しいのだろうけれど、
「個人的にシナモン・ニッキが苦手」なので飲みづらい。
毎春に少しずつ桜と共に嗜んで行こうか(それしかないか…)と思う。

好みを無視すると万人受けするかは兎も角、それは唯一無二の個性。

 

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