「白州と食」参加ログ、最終回です。
念のため、このイベントの詳細はサントリーニュースリリースで説明されています。
ホワイトテラス料理長の説明を受けた後、さらに蒸溜所スタッフの説明があり、
マリアージュ開始の合図が出たのは15:10頃。
残り時間、たったの20分?
時間少ないな〜。と思いつつも早速いただく事に。
●あわびの煮貝
醤油の効いた和風の濃い味付けは、
僕はどうしてもグレーンの効いたブレンデッドが飲みたくなる。
やっぱザ・サントリーオールドやREDだよね〜。と思いつつ、
いや、エステルが効いて、力強くて濃い目の白州18年でもイケるかもな〜、
という気がした。
●岩魚と山女の燻製
料理長が山女は川の流れ(すじ)で体の模様が変わるんです。
などと面白い話しをしてくれていた一品。
塩っぱい!
魚料理は、ジャーキーな(肉っぽい)味わいの白州とは方向が違うし、
川魚の生臭さがマリアージュを邪魔する感じで、どうしようか悩んだ。
若い白州10年のソーダ割りでどうか?って感じた。
●(大泉産)紅マスのマリネ
口にくわえた瞬間に「これは山崎12年!」と即座に感じた一品。
マスに巻かれたパプリカのほろ苦さと、マリネの酸味、
そしてマスその物の持つ旨み。スモークは全く邪魔をせずに、
キラキラして美味しい山崎12年と、口の中で素直にマリアージュしていった。
●自家製ポークハムとチーズの燻製ピンチョス
いつでもオールマイティーにウイスキーにマッチしているチーズだが、
スモークされていて甘味を感じられるので、
甘くてややスモーキーな白州12年と相性良くマリアージュ。
そしてオリーブのコッテリ感とハムのコクのある肉感は、
しっかり熟して力強い白州18年と合う合う♪
熟した物同士、濃い味の物同士の相性の良さを改めて実感!
●地場産季節の野菜(山ウド、タラの芽)マリネ
山ウドのシャキッとした触感、イイ♪
爽快感のある味わいは、爽快感のある、フレッシュな白州10年で。
似た物同士でどんどんマリアージュして行きます。
タラの芽はほろ苦さと旨みを感じながらもフレッシュで、
やはり山崎12年でしょう♪
●無花果のカクテル
生クリームはウイスキーだけで香り付けしたという一品。
長熟のウイスキーやシェリー樽原酒の表現で、頻繁に耳にする「無花果」なので、
やはり白州18年かな〜、と予想して試すも空振り。
なぜならば、全てが甘すぎる上、生クリームにはベタな甘味を感じてしまう。
なので、ここはやはり、ベタに甘味を感じられる白州12年が良いと思った。
さてさて、実は「地場産季節の野菜マリネ」をいただいている途中で、
セミナー終了のアナウンスが流れてしまった。
「山崎と和食」のセミナーの時と同様に、「時間が足りない!」って感じ。
なので「これはイケる!」と思っていたウドと白州10年のマリアージュも、
楽しむというより、お腹に入れる感じ。〆に置いておいた無花果のカクテルも同じく。
ウイスキーの香りや美味しさを味わう時間と、食事を楽しむ時間の組み合わせは、
やはり時間をもっと欲しいな〜って思った。
帰りは1時間に1本しか無い電車の発車時刻に合わせるため、
雨の中、早めに白州蒸溜所をあとにしました。
(帰りの手配も抜かりなく用意してくれたのは本当にありがたかったです。)
今回のセミナーは時間に追われていた感じがあったので、
次回から、白州へ行く時には、小淵沢の貸別荘を借りる事にしようと、
新たな決意に燃えるのでした。
#tour of distillery