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原酒テイスティングツアー

先週末の日曜日に山崎蒸溜所のイベント
「原酒テイスティングツアー」に参加してきました。


その前に少し時間があるので、初めて山崎蒸溜所を訪れた友人と
テイスティングカウンターへ立ち寄ると、仲沢ブレンダーがいらっしゃって、
お勧めのシェリー樽原酒1984年と、僕の大好物パンチョン樽原酒1973年、
そして響30年を贅沢にいただきました。


13:30〜イベントがはじまり、まずは見学から。
昨晩にも蒸溜所の見学に参加していたので、違いを探していると、
初蒸溜機は一部を残して停止していました。

湯気が立ち、スチル内にこびりついている何かをハッキリと
目と鼻と体で感じる事ができました。
でも柵の向こうへ行きたい!って思ったのは僕だけじゃなかったはずです。


見学が終わり、セミナーの会場へ入ると、すでにテーブルに原酒が並べられていました。
その順番は写真の通り。

なぜか昨日と違って、今回は山崎12年のキラキラ感を感じられずにいました。
多分、昨日飲み過ぎたからでしょう。

山崎12年のシェリー樽原酒は、最近よく口にするゴムをハッキリ感じる
フレッシュなシェリー樽原酒で、
もう少しグミグミしたフルーツがあったらな〜って感じ。
でもコレはコレで美味しいです♪

ミズナラ樽原酒は、飲み始めではそれ程ミズナラ特有の伽羅香を感じられませんでした。
個性の分かりにくい、若いミズナラです。

レクチャーしているスタッフのミズナラの表現に「言い過ぎ!」と思ったのは
僕だけでは無かったようで、友人も同感していました。

所が、飲み終わってくる頃に試して見ると、久しぶりのミズナラを感じました。
優しくて落ち着く、良い香りです。軽いけど…。

白州12年のベースとなるホギー原酒は
エステルいっぱいで、その上にトースティー。友人はダウンしていました。
僕も強過ぎるエステルは苦手です。

白州のスモーキー原酒は、ポッキーみたいに甘くスモーキー。
好きな方は喜ぶでしょう。


解説が終わってフリーテイスティングになり、
おつまみとの相性も楽しませてもらいました。

オレンジピールは白州に合うとの事でしたが、
友人とは山崎12年のソーダ割りが良いとか、

サラミは山崎に合うとの事でしたが、
こっちが白州ちゃうの?等と話していました。

そして最後に1ショットの山崎12年。
昨日と同じ、キラキラした美味い山崎を感じる事ができました。


その後はテイスティングカウンターへ立ち寄って、色々いただきました♪
直火蒸溜と間接蒸溜のそれぞれ1993年。
薄〜い色で、案の定ニューポットそのまんまって感じでした。

でも余市のニューポットと同じような直火蒸溜に比べて、
間接蒸溜の原酒は飲みやすく、意外にスイスイいけて、
「へぇ〜」って、舌でしっかりと違いを感じました。

友人は
「樽の違いは良く分かった。熱の当て方の違いも分かった。
 スチルの形状の違いを舌で教えて欲しい!」と言っていました。
それもそうだな〜って同感です。

そして山崎蒸溜所秘蔵モルトをいただいたのですが、
う〜ん、山崎12年に近いけど、エステルが強くてちょっとって感じ。

最後にまたまた、大好物のパンチョン樽原酒1973年をオーダーして、
その伝説的な複雑で素晴らしい香りを味わいをじっくり楽しみ、
長〜い余韻に浸りながら、N700系の新幹線!で帰宅しました。

山崎12年の底力を感じた2日間の山崎蒸溜所ツアーでした。
やっぱり山崎は最高に楽しい蒸溜所。ぜひまた遊びに行きたいです。

#tour of distillery

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