2012.04.05
エジンバラに着いたのが朝の8時。もうちょっとぐだぐだな感じになるかと思っていたけど、バスの中でぐっすり眠れていたので思いの外元気。ようやく本来の目的である蒸留所巡りを開始です。
(エジンバラ・ウェイバリー駅のホーム。改札の上にずらーっと時刻表が掲示されている)
最初の目的地はエジンバラの西に位置するリンリスゴーの町の閉鎖蒸留所、セント・マグダレンです。
そこまでの交通手段は電車。初めての電車なので、システムも何も分からずに、とりあえず駅に向かいます。広い構内を歩いていると、自動券売機を発見!この数日で、すっかり英語でのコミュニケーション恐怖症に陥っていた私は、窓口に行くよりもこっちの方が気軽だ、と早速機械の前に立ちます。
タッチパネル式のディスプレイにはいくつもの町名が並んでいて、おあつらえ向けに「Linlithgow」の文字も発見。これはいい、とタッチすると、チケットの確認画面が出て来て、確定ボタンを押したらすぐに印刷された切符がでてくる。
無事買えた、と思いほくほくしていたのだが、拾ってみるとなぜだか切符が2枚も出て来ている。「?」と思いながら確認すると、どうやら往復分のチケットを買ったようで、帰りのチケットまで出て来たご様子。
うっかりして忘れていたが、こちらではチケットを買う時は「Single=片道」か「Return=往復」かを選択する必要があったのだ。確認画面の段階で操作して、シングルにしなくてはいけなかったのだが、そんなことには全く気がつかなかった。一瞬、払い戻しなどの手続きを考えるも、英語恐怖症状態の私にそんな交渉が出来るわけも無く、ようは戻ってくればいいんだろ、と開き直る。同じ路線で帰ってくるなら、シングルを2枚買うよりリターンを1枚買った方が断然お得なのだし。
切符を手にして、改札の前へ。ここで、目的の電車が何時に何番ホームから出るかを確認。最終目的地の他に、途中に止まる駅も全て電光掲示板に表示されるので、目を皿のようにして「Linlithgow」の文字を探す。
自動改札に切符を入れて、所定のホームから電車に乗り込む。こちらの電車の座席はいわゆるボックス席になっており、対面した座席の間にはテーブルもある。みんな席に着くなり、お菓子食べたり、ゲーム始めたりしていて、日本だとマナー違反!と怒られそうな感じだった。
電車で20分ほど。そろそろかな、ときょろきょろしていると、窓の外にパゴダ屋根が!興奮しきった状態で電車を降りる。リンリスゴーの駅に改札は無かった。というか、エジンバラやグラスゴーのような大都市以外には、基本的に改札は無い。そのまま駅を出て、さっき見えた方角へと歩みを進めます。
(旧セント・マグダレン蒸留所)
駅から五分ほど、急な上り下りを上がった先に、その蒸留所はありました。とはいえ、現在は閉鎖されている元・蒸留所。現在はアパートとして分譲されているのですが、外観は歴史的建造物として保護されており、工事することは法律で禁止されています。
閉鎖後30年近く経っているにも関わらず、立派なキルンはまだまだ健在といった様子でした。
(裏側にまわると駐車スペースがあり、こちらのアパートに住んでいると思しき人がちらほら。勝手に入っちゃまずいかな。。とか思いつつパシャパシャ)
現在は住宅で、私がうろちょろしている間も住人と思しき方がちらほら。若干気まずく、足早に第一の蒸留所をあとにします。とは言え、次の目的地行きのバスの時間までは余裕があるので、リンリスゴーの町をふらふら。
(町中にあったカフェ&食材屋さんの看板)
手元に握りしめていた「地球の歩き方先生」によると、リンリスゴーにはリンリスゴー宮殿なる歴史的建造物があり、かのボニー・プリンス・チャールズも縁の場所であるとのこと。時間つぶしに見学にいきます。
(これは、宮殿の隣にあったセント・マイケル教会)
(リンリスゴー宮殿。中に入るには入場料が必要だったので、例によって周りをふらふら)
(宮殿の裏手に広がっていた湖)
宮殿をぐるっと一周したあと、さらに町をふらふらしていたら「MORRISON BOWMORE DISTILLERS LTD」という看板が!「LINLITHGOW BOND」と書かれていたのですが、どういう意味なのかさっぱり分かりません。ボウモア社がなにか所有しているとかいうことなんでしょうかね?誰か正解分かる方いましたらご教授ください。
(町外れでみつけたボウモア社の看板。ラクガキ。。)
さて、次なる目的地はまたも閉鎖蒸留所!ローランドで閉鎖蒸留所といえば!のあちらでございます。
#St. Magdalene