2012.05.06
ダフタウンから1時間ほど歩いた場所にあったペンションのようなB&Bに一泊し、この日はクリゲラヒーまで向かいます。
「クライゲラヒー」「クライゲラキ」など表記はぶれがありますが、実際に発音されたのを聞いた上では「クリゲラヒー」が一番しっくり来る表記かと思います。
この日も宿からまずはダフタウンまで歩いて戻るところからスタートしなくてはいけないのだが、問題はダフタウン→クリゲラヒーの交通機関も無いということ。
5マイルほどなので歩けないことも無いのだが、朝っぱらから荷物を担いで歩き通しは少しくいやだなぁ、と思いながらも朝食を取る。
チェックアウトを済ませ、出て行こうとすると、宿のおばちゃん。「ダフタウンまで行くなら送って行くわよ」と車を出してくれることに。
「もう一人いるからちょっと待ってて」とお客さんをもう一人乗せて、まずはダフタウンまでは戻ることに成功。これはラッキーと思いつつ、車内の会話で「今日はどこ行くの?」「クリゲラヒーまで」「どうやって?」「歩いて行こうかなー」で、おばちゃんもため息をつき「仕方ないわね」とクリゲラヒーまで送ってくれることに。おかげであっという間にクリゲラヒーまで到着することが出来、かなり予定が狂いまくり。嬉しい誤算である。
クリゲラヒーホテルの前辺りで降ろしてくれて、そこからは歩きでまずはクリゲラヒー蒸留所へ。車の中で横を通り過ぎたので場所は把握しているつもりだったのだが、このクリゲラヒーという村は、小さいくせに起伏が激しく、階段や行き止まりの道などもあって思い通りの場所に出るのが少しややこしかった。
(道路沿いに建つ立派な蒸留所です)
(ジョン・デュワー&サンズ社のロゴが主張されております)
蒸留所内に入ると正面にどかーんとガラス張りのスチルハウスが。中にはでっぷりとした形のスチルが4基確認することが出来ました。
(窓の隙間から覗き込みます)
(角度を変えてもう一枚。写真だと分かりづらいですが、かなりしっかり見れました)
朝一でしたがもう稼働しているようで、なにやら作業音も聞こえる。入り口の隣にあった事務所をノックしてみるも、誰も出てこなかったので、そのままずかずかと中に入っていきます。
(キルンからは煙も出ていた。ただし塔の上からではなく横の壁面に刺さっていた筒からではあるが。。)
スチルハウスの裏に周り、コンデンサーが並ぶ下にドアがあったので、これはスチルハウスに通ずるドアに違いない。が、しかしさすがにこのドアを開くほどの図々しさはまだない。所内をぐるっと一回りして、またその辺りに帰ってきた際に、ちょうどそのドアが開き、おっちゃんが出てきたので、そのおっちゃんに「中見せてー」と交渉。残念ながら答えはノー。おっちゃんはそのまま事務所に入って行ってしまい、仕方が無いのでガラス張りの窓の前でしばらくスチルハウスを覗き込み、見たいアピールをしまくったのだが、残念ながらおっちゃんには通用しなかったようで、結局そのまま蒸留所を後に。白壁のきれいな蒸留所でした。
#Craigellachie