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014. グレンモーレンジ / Glenmorangie

2012.04.20

 今日は、この旅初めてのB&Bに宿泊。B&Bとは Bed & Breakfast の略で、日本で言えば朝食付きの民宿みたいなもの。スコットランドではわりとポピュラーな宿泊施設です。というわけで、この日は念願のスコティッシュ・ブレックファーストをいただきました!


(目玉焼きにベーコン、ソーセージ、グリルしたトマトにソテーしたマッシュルーム。あとはトーストとコーヒー)

 「卵は?焼く?ゆでる?」「トーストは?ブラウン?ホワイト?」「ティーorコーヒー?」など色々きかれ、ちょっと焦ったが「フル・ブレックファースト」と言ったら全てが通じた。


(窓際にはシリアル、フルーツ、ヨーグルトにジュースなどが並べてあり、こちらはセルフサービス)

 朝っぱらからなかなかの肉肉しいメニュー。思えば、ブラック・プディングやハギスなどは無かったな。野菜不足を心配して、フルーツやシリアルもたくさん食べて、お腹いっぱい。「ごちそうさま」ってなんて言うんだろう?と思ったが「Thank you for your meal」と言ったら、なにが言いたいかは伝わったみたいだった。

 お腹もふくれたところで、今日はテインの町外れにあるグレンモーレンジ蒸留所を目指します。宿のおかみさんに「こっから歩きだとどのくらいかかるかな?」と訊ねたら「さぁ。私は行ったこと無いから分からないけれど、15分くらいじゃないかしら」と教えてくれた。
 メイン・ストリートに沿って町を出て、幹線道路A9沿いをてくてく歩いて行きます。

 おかみさん曰く15分ほどとのことだったけど、実際30分近く歩いて、ようやく看板を発見。


(この看板を目印に右手に分かれている道を進みます)


(建物の前には大きな貯水池があります)


(どどーん)

 早速ビジターセンターへ。朝一ということもあってか、他にお客さんはおらず、ここでも1対1のツアーとなりました。


(きれいなビジターセンター兼ショップ)

 ツアーはつつがなく進み、やはりこの蒸留所も一番の見所はそのスチル。「最近4基増やして、生産力があがったのよ」という説明を受けながらスチルハウスに突入。そこには、ため息の出るような光景が広がっておりました。

 両サイドに均一に整然と並べられたスチルは、みな一様にキリンのように長いネックを持っており、両側のスチルが見守る先の壁にはスピリットセーフ、その上部には「Glenmorangie Distillery」のロゴと、とても様になっていた。思わず「It's so beautiful」というと、案内のおばちゃんも「エレガントでしょ。スコットランドで一番エレガントなスチルハウスよ」とにんまり笑って嬉しそうだった。
 残念ながら写真は「NO」と言われた気がしたので撮れなかった。ただ、後にあった人曰く「私のツアーの時は写真もウェルカムだったよ!」と言っていたので、私の聞き間違いかもしれない。あのスチルハウスを写真に収められなかったのは非常に残念だ。

 ウェアハウスの見学を終えた時、そういえば、と思い「Where is Celler 13 ?」と訊いてみる。が、おばちゃんは「セラー13はもう無いのよ。4年くらい前になるかしらね」と、あまり要領を得ない。私は、本物の13番熟成庫が見たかったのだが、おばちゃんはボトルのセラー13のことを説明してくれて、その誤解を解くための語学力は持ち合わせておらず、残念。


(ずらーっと並ぶ熟成庫。14ある熟成庫のうち、海に一番近いのが13番熟成庫だというが。。)

 最後にはネクタードールを試飲させてもらって、次の蒸留所へ向かいます。

#Glenmorangie

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