2012.05.04
グレンダランを外から眺めた後は、来た道を引き返して北上。鉄道からも見えた蒸留所、パークモアを目指します。
とは言うものの「パークモア」という名前はあまり馴染みが無い。そんな名前のボトル聞いたことないぞ!?というのもそのはずで、こちらはみんな大好き閉鎖蒸留所。それも1931年閉鎖と、かなり昔にその歴史を閉じた蒸留所です。実に80年も前に閉鎖した蒸留所なのですが、未だに建物はきれいに残っております。
(どーん)
山間に悠然と佇む存在感のある蒸留所です。もう廃墟とはいえ、勝手に入っていいものかな?とも思いましたが、門など所内と外を区切るものは無い。そのまま入って行ったら、地元のおっちゃんが犬を連れて所内を散歩したりしておりました。
中はどうなっているのかなー?スチルとか残ってないかなー?とわくわくしながら、その窓、一つ一つに張り付いて中を覗き込みます。
(がらーん)
当然というか、残念ながら中の設備は全て取り払われているよう。
(ごちゃごちゃ)
他の部屋には、樽やらなんやらがごちゃごちゃとした状態で放置されていた。閉鎖後ずっとこんな調子なのだろうか。。?
(オフィスと思しき部屋。正面には電子レンジが置いてあったり、右の壁面にはポルノが飾ってあったりと、生活感の残るいい廃墟)
このオフィスを発見した辺りから、私のテンションも蒸留所巡りに来た、というよりか廃墟探訪に来た、といった方が正しいような感じに。なんとか中に入れないかなー、と目に入ったドア全てに手をかけてみたのですが、さすがに入れるようなことは無く、結局所内をふらふらとお散歩。
ウェアハウスなんかもしっかり並んでいて、かなり大きな敷地をもつ蒸留所。状態もすごいきれいで、ホントに閉鎖後80年も経つような蒸留所には見えません。取り壊して更地にするなり、どっかの企業が改修して再稼働を目指すなりしないのはなぜなのだろう?ダフタウンという町のブランド力もあるし、新しい蒸留所を一から建てるより、これだけ残っている建物を使う方が安くあがりそうな気がするのだが。。実際にはそんなことも無いのでしょうかね?
そんなこんなで、廃墟探訪も満足して、そろそろ夕方の17時。宿に向かうことにします。
(雄大な蒸留所でした)
#Parkmore