2012.05.12
ローズアイルから一度エルギンへ戻り、そこからバスを乗り継いでロセスの町へ向かいます。
うまく乗り継ぐことが出来れば、待ち時間無しでロセスまで向かうことが出来たのですが、私を乗せたバスがエルギンのバスステーションに滑り込むと同時に、ロセス行き336番のバスが出て行ってしまう。
あー。という感じでバスのケツを見送って、次のバスまでは一時間ある。仕方が無いのでエルギンの町をふらついて時間を潰し、次のバスでロセスへ向かいます。
エルギンからロセスまではバスで30分足らず。町に到着したら、まずは、この町にある4つの蒸留所を、どういう順番でまわるかの計画を立てます。
この町にはグレンロセス、グレングラント、グレンスペイ、そしてスペイバーンという四つの蒸留所があります。
(ちなみに4つの蒸留所の位置関係はこの通り。北から南まで、歩いても20分ほどの圏内にあります)
この中でツアーを確実にやっているのはグレングラントのみ。位置関係や、グラントのツアーの時間などを計算した上で、まずは、もしかしたらツアーも出来て、その上でグラントの時間にも間に合いそう、という理由でグレンロセスに向かいます。
ロセスの町を南北に分けるロセス川に沿って西へ進むと、すぐに蒸留所の姿が見えてまいります。
(ご覧のように川沿いに建つ蒸留所)
(石造りの雰囲気のある蒸留所です。ローズアイルの後だと「これぞ!」と言った趣き)
基本的にはノービジターの蒸留所で、オフィシャルのHPにもツアーの案内などは載っていない。見学できるかなー、と思いながらもオフィスを発見したので、ノックをして「ハロー?」。
中では、私服のお姉ちゃんがごはん食べてて、完全に油断している様子。いいのかな?と思いつつも「見学ってできます〜?」とおそるおそる訊ねると、意外にも気軽な感じで「見学?ちょっと待っててね」とご飯の手を止めて、建物の中へ案内してくれた。
(後で気付いたのだが、オフィスの正面には普通にビジターセンターもあった。ドアも閉じていたけれど普段からツアーもやっているのかな?看板にはBBR社の持つスコッチの代表銘柄、カティサークのロゴも)
このままお姉ちゃんが案内してくれるのかな?と思っていたのだが、そうではなく、中でおっちゃんを紹介してくれて、そのおっちゃんが所内を案内してくれることに。
突然の訪問だったにも関わらず、ウェアハウス以外は全部の施設を見せてくれて充実のツアー。残念ながら所内の撮影はNGとのことで写真はナシ。。
最後はスチルハウスへ。両サイドに5基ずつ、計10基のスチルが並ぶ部屋はきらきらとオレンジ色に輝いて、かなりきれいな部屋。スチルハウスだけでなく、全体的に思っていたよりも大規模で、こぎれいな印象の蒸留所でした。
各5基ずつのスチルですが、その中の1ペアは現在清掃中のため蒸留作業はお休みしているとのこと。実際に蓋を開けて中を見せてもらうことも出来ました。底面にはスチーム加熱のパイプがぐるーりと。両脇をスチルに挟まれた中央には、それらの管理をするコンピュータがあり、スチルマンのおっちゃんがモニターを眺めながら作業をしていて近代的なイメージも。
(静かな小川がとてもよかった。車の止まっている場所がスチルハウス)
無事に中を見学できて満足。次の蒸留所を目指します。
#Glenrothes